■吉田屋、営業禁止処分に 駅弁が原因の食中毒と八戸市保健所が断定 [健康ダイジェスト]
青森県八戸市の駅弁製造販売会社「吉田屋」の弁当を食べた人が、相次いで体調不良を訴えている問題で、八戸市保健所は、弁当が原因の食中毒と断定し、食品衛生法に基づき、23日付けで「吉田屋」を営業禁止の処分にしました。
青森県の八戸市保健所によりますと、「吉田屋」が作った消費期限が9月16日と17日の弁当を食べた人が、下痢やおう吐などの体調不良を訴えました。
この問題で、八戸市保健所は23日に記者会見し、症状を訴えた人に共通する食事が、この弁当に限られていることや、症状を訴えた人と弁当から食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌とセレウス菌が検出されたことなどから、弁当が原因の食中毒と断定したことを明らかにしました。このため、23日付けで「吉田屋」を営業禁止処分としました。
21日までに全国で270人が食中毒であることが判明したとしていますが、これまでに300人余りが体調不良を訴えていることから、さらに増えるものとみられるということです。
保健所は、施設と設備の清掃や消毒を徹底することや、衛生管理の実施記録を毎日つけて保存することなどを指示したということです。
八戸市保健所の石井敦子副所長兼衛生課長は、「今回2つの原因物質が判明したが、施設内がどういう状況で、どういった衛生管理をしていたのかわからないので、今後は原因究明のための指導を行っていきたい」と述べました。
八戸市保健所が「吉田屋」の弁当が原因の食中毒と断定し、営業禁止処分にしたことを受けて「吉田屋」の吉田広城社長が、会社のホームページでコメントを発表しました。
それによりますと、「食中毒の被害に遭われた方、商品を購入したお客様に改めておわび申し上げます」と謝罪した上で、「一部の食材を県外の委託業者から仕入れて製造しましたが、食材の受け入れに当たって必要とされる作業を十分に行うことができず、その結果、食材に付着した菌が増殖するなどして商品に含まれることになったと考えています。どのような原因でこれらの菌が製造された商品に含まれたかは保健所の指導を受けて引き続き調査を行ってまいります。皆様の信頼を裏切る結果になり、誠に申し訳なくざんきに堪えません」などとコメントしています。
青森県の八戸市保健所は、23日の会見で21日までに全国各地の保健所から合わせて270人が食中毒と確認されたことを明らかにしました。
内訳は、青森県で1人、宮城県で21人、山形県で1人、福島県で34人、茨城県で5人、栃木県で1人、埼玉県で32人、千葉県で7人、東京都で23人、神奈川県で8人、静岡県で81人、三重県で1人、兵庫県で5人、島根県で9人、岡山県で1人、広島県で1人、山口県で5人、香川県で1人、福岡県で25人、佐賀県で5人、大分県で3人と、1都20県におよんでいます。
また、患者がこれまでに食べた弁当は、いずれも八戸市で今月15日と16日に作られた「函館わっぱめし海鮮ミックス」、「海女のうに弁当」、「北海道産特選いくらの贅沢丼」、「こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当」、「函館海宝煌めくイクラと大玉ほたて弁当」、「函館うにの箱めし」、「焼き鯖の赤酢ずし」、「たらば蟹とサーモンの北国函館寿し」、「極うにかにいくら弁当」、「三陸産煮穴子めし」、「函館市場寿し」「穴子と三種の海鮮弁当」の合わせて12種類となっています。
八戸市保健所は、今後も各地の保健所から報告が見込まれることから、患者数や弁当の種類が増える可能性もあるとしています。
2023年9月24日(日)
青森県の八戸市保健所によりますと、「吉田屋」が作った消費期限が9月16日と17日の弁当を食べた人が、下痢やおう吐などの体調不良を訴えました。
この問題で、八戸市保健所は23日に記者会見し、症状を訴えた人に共通する食事が、この弁当に限られていることや、症状を訴えた人と弁当から食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌とセレウス菌が検出されたことなどから、弁当が原因の食中毒と断定したことを明らかにしました。このため、23日付けで「吉田屋」を営業禁止処分としました。
21日までに全国で270人が食中毒であることが判明したとしていますが、これまでに300人余りが体調不良を訴えていることから、さらに増えるものとみられるということです。
保健所は、施設と設備の清掃や消毒を徹底することや、衛生管理の実施記録を毎日つけて保存することなどを指示したということです。
八戸市保健所の石井敦子副所長兼衛生課長は、「今回2つの原因物質が判明したが、施設内がどういう状況で、どういった衛生管理をしていたのかわからないので、今後は原因究明のための指導を行っていきたい」と述べました。
八戸市保健所が「吉田屋」の弁当が原因の食中毒と断定し、営業禁止処分にしたことを受けて「吉田屋」の吉田広城社長が、会社のホームページでコメントを発表しました。
それによりますと、「食中毒の被害に遭われた方、商品を購入したお客様に改めておわび申し上げます」と謝罪した上で、「一部の食材を県外の委託業者から仕入れて製造しましたが、食材の受け入れに当たって必要とされる作業を十分に行うことができず、その結果、食材に付着した菌が増殖するなどして商品に含まれることになったと考えています。どのような原因でこれらの菌が製造された商品に含まれたかは保健所の指導を受けて引き続き調査を行ってまいります。皆様の信頼を裏切る結果になり、誠に申し訳なくざんきに堪えません」などとコメントしています。
青森県の八戸市保健所は、23日の会見で21日までに全国各地の保健所から合わせて270人が食中毒と確認されたことを明らかにしました。
内訳は、青森県で1人、宮城県で21人、山形県で1人、福島県で34人、茨城県で5人、栃木県で1人、埼玉県で32人、千葉県で7人、東京都で23人、神奈川県で8人、静岡県で81人、三重県で1人、兵庫県で5人、島根県で9人、岡山県で1人、広島県で1人、山口県で5人、香川県で1人、福岡県で25人、佐賀県で5人、大分県で3人と、1都20県におよんでいます。
また、患者がこれまでに食べた弁当は、いずれも八戸市で今月15日と16日に作られた「函館わっぱめし海鮮ミックス」、「海女のうに弁当」、「北海道産特選いくらの贅沢丼」、「こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当」、「函館海宝煌めくイクラと大玉ほたて弁当」、「函館うにの箱めし」、「焼き鯖の赤酢ずし」、「たらば蟹とサーモンの北国函館寿し」、「極うにかにいくら弁当」、「三陸産煮穴子めし」、「函館市場寿し」「穴子と三種の海鮮弁当」の合わせて12種類となっています。
八戸市保健所は、今後も各地の保健所から報告が見込まれることから、患者数や弁当の種類が増える可能性もあるとしています。
2023年9月24日(日)
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