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■2023年の気温上昇、1・5度に迫る 世界気象機関「今こそ行動すべき」 [健康ダイジェスト]

 国際連合の専門機関の一つである世界気象機関(WMO)は11月30日、今年の世界の平均気温が産業革命前を約1・4度上回る見通しだとする分析を発表しました。1891年の統計開始以降、最高で、上昇を1・5度までに抑えるとするパリ協定の目標値に迫りました。 WMOのペッテリ・ターラス事務局長は、気候変動の危機を最小限に抑えるため「今こそ行動すべきだ」と強調しました。
 11月30日には国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)がアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開幕。WMOが示した現状を踏まえ、干ばつや洪水といった気象災害の続くアフリカ諸国などから、先進国に対して対策加速を求める声が強まるのは確実です。
 WMOによると、今年は大気中の温暖化ガス濃度も過去最高を更新する見込み。南極や北極を始め、寒冷地では氷の融解が進み、スイスの氷河はここ2年で体積の10%を失いました。
 2024年は南米ペルー沖から太平洋赤道海域の日付変更線付近にかけての海面水温が平年より上がる「エルニーニョ現象」の影響で、気温が上昇しやすい条件が整っており、さらに厳しい年になるとの予測も出ています。

 2023年12月3日(日)

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