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■千代田区のパレスホテルの社員食堂で101人が集団食中毒 3日間の営業停止処分 [健康ダイジェスト]

 東京都千代田区のパレスホテルの社員食堂で食事をした101人が下痢やおう吐、発熱などの症状を訴え、保健所が調べたところ、ノロウイルスによる集団食中毒だとわかり、千代田区はこの社員食堂を26日から3日間の営業停止処分にしました。
 営業停止の処分を受けたのは、港区に本社がある給食会社「エームサービス」が運営する千代田区のパレスホテルの社員食堂です。
 都によりますと、22日、パレスホテルの担当者から「社員食堂で食事をした92人が下痢やおう吐などの体調不良で休んでいる」などと、千代田区保健所に連絡がありました。
 保健所が調べたところ、19日と20日にこの社員食堂を利用した19~63歳の男女、合わせて101人が同じような症状を訴えていることがわかり、このうち複数の人からノロウイルスが検出されたということです。
 区はノロウイルスによる集団食中毒と断定し、この社員食堂を26日から3日間の営業停止処分としました。
 都によりますと、食べ物の何が原因かはわかっていないということで、保健所が調査を続けています。
 発症者はいずれも軽症で、回復に向かっているといいます。パレスホテルは発症した社員が移動したエリアを消毒し、通常通り営業を続けます。
 都は、ノロウイルスは毎年、冬に多く発生することから、調理や食事の前にきちんと手を洗うことや食品を十分に洗うなど注意を呼び掛けています。

 2024年1月28日(日)

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