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■エーザイ認知症薬「レカネマブ」、アメリカで一部変更を申請 維持投与で [健康ダイジェスト]

 エーザイは1日、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、アメリカ食品医薬品局(FDA)に承認の一部変更申請を提出したと発表しました。レカネマブを一定期間投与し、症状の進行を遅らせる効果が出た後も継続して治療する「維持投与」に関する変更になります。患者本人や家族の負担を軽くするため、投与頻度を現在の2週に1度から月に1度に減らすことを目標にしています。
 レカネマブはアルツハイマー病の原因物質とされるタンパク質「アミロイドベータ」を患者の脳内から取り除きます。臨床試験(治験)では、症状の進行スピードを27%緩やかにする効果が確認されています。
 承認を目指す維持投与は、レカネマブを2週間に1度投与する初期投与を一定期間実施し、蓄積したアミロイドベータを取り除いた後の治療法になります。投与を中止すると、またアミロイドベータの蓄積が始まることが確認されており、エーザイでは継続した投与が必要になるとみています。初期投与の期間については、エーザイは「FDAと協議中」としています。
 レカネマブは認知症治療に風穴を開ける画期的な薬として期待されている一方で、投与時間や費用など患者や付き添う家族の負担が重いことが課題として挙げられています。現在、医療機関での投与は2週間に1度、点滴を使って1回につき1時間程度かかります。

 2024年4月2日(火)

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