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■小林製薬「紅麹」健康被害、約8割が今年1月以降に受診 日本腎臓学会が47人分析 [健康ダイジェスト]

 小林製薬が製造した「紅麹(べにこうじ)」配合サプリメントを巡り、日本腎臓学会は1日、独自調査で健康被害を確認した47人の分析結果を公表しました。46人は「紅麹コレステヘルプ」を服用。残る1人は「ナイシヘルプ+コレステロール」を服用し、この商品の健康被害判明は初めてとみられます。
 47人の初診日は昨年11月以降で、約8割が今年1月以降に受診していました。40~69歳が9割を占め、死亡例の報告はありませんでした。
 厚生労働省は、昨年9月以降に製造されたコレステヘルプを摂取した人に健康被害が片寄っているとの報告を同社から受けたと明らかにしていました。ナイシヘルプ+コレステロールはコレステヘルプとともに自主回収対象の1つ。大阪市によると、現時点で北陸地方などで約40個販売されたことが確認されています。
 47人のうち66%が女性。初診時の主な症状は半数以上が倦怠(けんたい)感や食欲不振、尿の異常、腎機能障害でした。腎生検をしたのは34人。主に尿細管間質性腎炎や尿細管壊死(えし)、急性尿細管障害と診断されました。尿細管は薬剤の影響を受けやすいとされます。
 治療は、4分の1がステロイド治療、4分の3はサプリ服用の中止のみでした。透析が必要だったのは2人で、うち1人は回復。もう1人も、主治医は「(サプリとの)関連性は低い」とコメントしています。
 学会副理事長の猪阪善隆大阪大教授は、「健康被害の病態をある程度把握できた。服用の中止のみで改善する例も多いため、過度に心配せず早めに医療機関を受診してほしい」と話しています。
 学会は、今年3月27日に全国の会員医師らを対象にインターネット調査を開始。サプリ摂取後に腎障害を発症したとして3月31日までに報告があった47人を分析しました。回答期限を4月末までとし、調査を続けます。

 2024年4月2日(火)

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