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■ゲーム熱中は難聴のリスク、大音量なら短時間に WHOと各国の研究チーム発表 [健康ダイジェスト]

 テレビゲームの音量は多くの場合、健康上許される上限に近いか超えており、ゲーマーは難聴や耳鳴りのリスクが高いとする研究結果を世界保健機関(WHO)とアメリカ、中国、オーストラリアの研究チームがイギリスの医学誌に発表しました。
 騒音の耳への影響は、音量と聞く時間によって左右され、大きな音なら短時間にとどめる必要があるとして、公衆衛生上の取り組みを求めています。
 研究者らは世界の主要な論文データベースから北アメリカとヨーロッパ、日本、韓国など9カ国、14件の研究結果を統合しました。対象者は週の平均で約3時間、ゲームを楽しんでいました。
 普及率を調べた6件の研究では、若者でのゲーム普及率は20%から78%までまちまち。ゲームと自己申告による難聴との関連を調べた5件の研究では、4件で何らかの関連性が示されました。
 韓国の中高生の研究では、ゲームセンターの利用者は利用しない場合と比べ、重度の耳鳴り、高音の聞き取りにくさのリスクが高まり、高音の聞き取りにくさは利用時間が長いほど多くなりました。
 研究の中で報告された騒音レベルは、携帯ゲーム機の43デシベルからゲームセンターの80~89デシベルまで幅があったものの、特に「1秒未満の衝撃音」が深刻で、背景音より少なくとも15デシベル高く、中には「飛行機のエンジンの近く」に相当する119デシベルの事例もありました。
 WHOと国際電気通信連合(ITU)による許容レベルは、子供は大人より低く、75デシベルなら週40時間が基準。音が少し大きくなると例えば83デシベルなら週6時間半、86デシベルなら週3時間余りで、98デシベルの大音量では週にわずか12分間だといいます。

 2024年4月10日(水)

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