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■用語 低体重児 [用語(た行)]

[天秤座]低出生体重児、極低出生体重児、超低出生体重児
 低体重児とは、生まれた時の体重が2500g未満の新生児のこと。正しくは、低出生(ていしゅっしょう)体重児といいます。近年は増加傾向にあり、妊婦のやせ志向や、妊娠中の喫煙、飲酒などが、その背景にあると見なされています。
 この低(出生)体重児はさらに、出生体重が1500g未満の場合は極低(出生)体重児に、1000g未満の場合は超低(出生)体重児に分類されます。かつては、極低(出生)体重児を極小未熟児、超低(出生)体重児を超未熟児と呼んでいました。
 原因を大きく分けて、在胎週数が短くて出生する早産のために、赤ちゃんの出生体重が低くなる場合と、子宮内での体重増加が悪い子宮内発育制限のために、赤ちゃんの出生体重が低くなる場合があります。
 子宮内発育制限は、先天性心疾患、染色体異常など胎児自身の異常や、妊娠中毒症、極端なやせ、喫煙や飲酒など妊婦側の異常、胎盤および臍帯(さいたい)の異常で起こります。
 早産と子宮内発育制限、両方の原因が組み合わさって出生する赤ちゃんは、早産低出生体重児といいます。
 低出生体重児であっても、在胎週数がほぼ正期産に近くて先天性異常などを持たず、体の機能が成熟している赤ちゃんには、あまり問題はありません。出生直後に低血糖などになりやすいものの、出生後の授乳、体重増加はおおむね良好に推移します。
 小さく早く生まれた赤ちゃんは、体の機能が未熟なために生後さまざまな合併症を起こしやすく、免疫力も弱いために重症の感染症にかかりやすくなります。特に、極低体重児や超低体重児では、その傾向が高くなりますので、在胎週数36週未満の赤ちゃんは一般に、新生児特定集中治療室(NICU)に入って保育されます。




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