￭用語 ヤラピン

さつまいも輪切りにした際に出てくる白い乳液状の成分。胃の粘膜を保護したり、腸の蠕動（ぜんどう）運動を促進して便を軟らかくする緩下（かんげ）作用があり、健康食品などにも用いられています。
　根だけでなく、葉や茎にもヤラピンは含まれ、加熱しても変質しません。さつまいもが便秘に効果があるのは、豊富に含まれる食物繊維とヤラピンの相乗効果によるものと考えられます。
　さつまいもは主成分がでんぷんであって主食となり得る上、ヤラピン、食物繊維、ビタミン、ミネラルを多く含んで野菜としての面も持ちます。脂質が少なく、肥満防止、高血圧症、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病予防のための健康食品であり、準完全栄養食品と呼ばれています。

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