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■水道水、1都5県で放射性物質を検出 健康に影響なし、と文科省 [健康ダイジェスト]

 文部科学省は19日、東京電力の福島第1原発の事故に伴い、全国の都道府県が計測した水道水に含まれる放射性のヨウ素131と放射性のセシウム137の濃度を公表しました。データが届かなかった宮城県、福島県、茨城県、奈良県を除くと栃木県(宇都宮市)が最も高かったものの、基準値以下で健康には影響しないといいます。
 水道水に設けられた摂取制限の基準値は、1キログラム当たり放射性のヨウ素131が300ベクレル、放射性のセシウム137が200ベクレル。いずれも通常は検出されませんが、栃木県では18日午前9時に採取した水道水から77ベクレルのヨウ素131、1・6ベクレルのセシウム137を計測しました。
 群馬県(前橋市)でも、2・5ベクレルのヨウ素131、0・22ベクレルのセシウム137を計測したほか、0・16ベクレルのセシウム134も計測しました。放射性のヨウ素131だけが計測されたのは、東京都(新宿区)の1・5ベクレル、千葉県(市原市)の0・79ベクレル、埼玉県(さいたま市)の0・62ベクレル、新潟県(新潟市)の0・27ベクレルでした。宮城県と茨城県は、断水などの影響で計測されていません。
 そのほか、群馬県の独自調査で18日に採取した県央第1水道事務所(榛東村)の水道水からも、ヨウ素131が14ベクレル検出されました。みどり市塩原浄水場(みどり市大間々町)の渡良瀬川の原水からは、放射物質は検出されませんでした。
 文科省は今後、水道水の計測結果を毎日公表するといいます。
 また、厚生労働省は19日、水道水の計測結果が基準値を超えて摂取制限が指示された場合、飲用を控えるように広報することを都道府県に対して通知しました。

 2011年3月20日(日)

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