■福島県沖のコウナゴから基準上回るセシウム 放射線量は各地でほぼ横ばい [健康ダイジェスト]
厚生労働省は9日、福島県いわき市沖で取れたコウナゴ(イカナゴの稚魚)から1キログラム当たり570ベクレルの放射性セシウムが検出され、食品衛生法の暫定基準値500ベクレルを上回ったと発表しました。福島県沖の魚から基準を超える値が出たのは初めて。
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、福島県沖への出漁は自粛されており、周辺海域のコウナゴは出荷されていません。
茨城県沖で取れたコウナゴから暫定基準値を上回る放射性ヨウ素と、暫定基準値に近い放射性セシウムが検出されたことを受け、福島県はコウナゴの検査を実施することを決定。7日にいわき市の漁船が沖合約1キロ、水深10~14メートルでサンプルを採取しました。
検査した4検体のうち、1検体が放射性セシウムの暫定基準値を超えたほか、3検体も480~500ベクレルと暫定基準値近辺でした。放射性ヨウ素は1100~1700ベクレルと、暫定基準値の2000ベクレルをやや下回りました。
茨城県の検査では、ひたちなか市沖で取れたババガレイ(ナメタガレイ)とマコガレイから、最大26ベクレルの放射性ヨウ素と最大8ベクレルの放射性セシウムが検出されました。いずれも暫定基準値を大きく下回りました。県によると、8日に地元漁協が取ったものを国が検査。10日以降も引き続き、ひたちなか市沖の魚介類を調査します。
一方、東北、関東各地で8日午後5時から9日午前9時に観測された最大放射線量は、7~8日と比べてほぼ横ばいでした。茨城県などは引き続き震災前の最大平常値を上回っていますが、東京都、群馬県、埼玉県は平常値の範囲に近付いています。
文部科学省の集計によると、群馬県は毎時0・046マイクロシーベルト、千葉県は0・059マイクロシーベルトといずれも変化しませんでした。茨城県は7~8日の0・156マイクロシーベルトから0・157マイクロシーベルトに微増。東京都は0・086マイクロシーベルトから0・085マイクロシーベルトに微減。埼玉県は0・066マイクロシーベルトでした。
福島第一原子力発電所の北西約30キロの福島県浪江町付近では、9日午前10時43分に26・1マイクロシーベルトを観測しました。なお、胸部エックス線の集団検診1回で受ける放射線量は50マイクロシーベルト。
2011年4月10日(日)
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、福島県沖への出漁は自粛されており、周辺海域のコウナゴは出荷されていません。
茨城県沖で取れたコウナゴから暫定基準値を上回る放射性ヨウ素と、暫定基準値に近い放射性セシウムが検出されたことを受け、福島県はコウナゴの検査を実施することを決定。7日にいわき市の漁船が沖合約1キロ、水深10~14メートルでサンプルを採取しました。
検査した4検体のうち、1検体が放射性セシウムの暫定基準値を超えたほか、3検体も480~500ベクレルと暫定基準値近辺でした。放射性ヨウ素は1100~1700ベクレルと、暫定基準値の2000ベクレルをやや下回りました。
茨城県の検査では、ひたちなか市沖で取れたババガレイ(ナメタガレイ)とマコガレイから、最大26ベクレルの放射性ヨウ素と最大8ベクレルの放射性セシウムが検出されました。いずれも暫定基準値を大きく下回りました。県によると、8日に地元漁協が取ったものを国が検査。10日以降も引き続き、ひたちなか市沖の魚介類を調査します。
一方、東北、関東各地で8日午後5時から9日午前9時に観測された最大放射線量は、7~8日と比べてほぼ横ばいでした。茨城県などは引き続き震災前の最大平常値を上回っていますが、東京都、群馬県、埼玉県は平常値の範囲に近付いています。
文部科学省の集計によると、群馬県は毎時0・046マイクロシーベルト、千葉県は0・059マイクロシーベルトといずれも変化しませんでした。茨城県は7~8日の0・156マイクロシーベルトから0・157マイクロシーベルトに微増。東京都は0・086マイクロシーベルトから0・085マイクロシーベルトに微減。埼玉県は0・066マイクロシーベルトでした。
福島第一原子力発電所の北西約30キロの福島県浪江町付近では、9日午前10時43分に26・1マイクロシーベルトを観測しました。なお、胸部エックス線の集団検診1回で受ける放射線量は50マイクロシーベルト。
2011年4月10日(日)
2011-04-10 14:24
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