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■コメの放射線検査、収穫前と後の2段階で 農水省方針 [健康ダイジェスト]

 間もなく収穫期を迎えるコメの放射性物質検査について、農林水産省は、収穫前と収穫後の2段階で実施する方針を固めました。
 検査の手順は、土壌のセシウム濃度が一定以上の地域を中心に、市町村が収穫前のコメを刈り取ってサンプルを採取し、玄米で検査を実施します。その後、高い値が出た地域については、収穫後の検査の際に調査地点を増やします。
 国の基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超えた場合、政府としてその市町村のコメを出荷停止とし、市場に汚染米が出回らないようにします。
 農水省は厚生労働省などと検査方法について調整を進めており、検査の実施主体となる自治体に示す統一的な手順として、近く通知。鹿野道彦農水相は2日の閣議後の記者会見で、「今週中に公表したい」と述べました。
 収穫前のコメの実の検査は予備検査と位置付け、土壌の放射性セシウム濃度が1キロ当たり1000ベクレルを超す地域、空間放射線量が平常時より高い地域を対象とする方向で検討しています。空間放射線量については、毎時0・1マイクロシーベルトを目安とします。
 政府はすでに、福島県の一部自治体を対象に今年のコメの作付け制限を指示。農水省は、土壌中のセシウムの濃度が土1キロ当たり5000ベクレルを超える農地で収穫されたコメは、国の基準値を超える可能性があるとの考えを示しています。

 2011年8月2日(火)




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