SSブログ

■禁煙動機は増税、「健康のため」の2倍超 ネット調査 [健康ダイジェスト]

 禁煙に挑戦した人が昨年10月のたばこ税の増税前に比べて増え、理由は「増税」が前回調査で最多だった「健康のため」を大きく引き離したことが、製薬会社のファイザーが喫煙者に実施したアンケートでわかりました。
 公共施設の完全禁煙化に対しても賛成派が反対派を上回るなど、禁煙意識の浸透が進んでいます。
 増税が喫煙者に与えた影響を分析するため、ファイザーが今年8月、全国の9400人に対してインターネット調査を実施しました。
 群馬県の場合、調査に回答した約150人のうち、1年間で禁煙に挑戦した人の割合は34・9パーセントと、09年に行った前回の調査結果から約15ポイント上昇。成功率も約3ポイント上昇の43・1パーセントとなりました。
 禁煙に挑戦した理由(複数回答)は「たばこの価格が値上がりしたから」が最多で84・3パーセントを占め、前回調査で最も多かった「自分の将来の健康が気になって」は39・2パーセントにとどまりました。さらに値上げした場合、「禁煙の切っ掛けにする」と答えた人のうち44・6パーセントは、禁煙を考える価格を500円と回答。800円では90パーセント近くに上りました。
 喫煙に対する意識にも変化がみられました。公共施設の禁煙化については、前回調査で賛成29・7パーセント、反対42・6パーセントだったのに対し、今回調査では賛成が40・4パーセントと反対派を11・6ポイント上回る結果に。「増税後、住んでいる地域でたばこを吸いづらいと感じるようになった」と答えた人も61・7パーセントおり、喫煙者が周囲の目を気にするようになっていることがうかがえます。
 一方で、禁煙に挑戦した51人のうち、半数以上は「失敗した」と回答。理由には「禁煙中のイライラに耐えられなかった」「ストレスを解消したかった」などが挙がっています。
 調査結果について、NPO法人日本禁煙学会の作田学理事長は「増税は禁煙意識を高めたが、実現は難しく、成功するには医師の適切な指導と治療が必要」としています。

 2011年11月20日(日)




nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0