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■金曜入院と月曜退院が多い病院、診療報酬カット 厚労省方針 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は、入院期間が長くなりがちな「金曜入院」や「月曜退院」などの割合が高い病院について、病院側が受け取る入院基本料を減額する方針を固めました。高齢化で医療費が年々増える中、不必要な医療費を抑制するねらい。
 診療報酬改定を議論している中央社会保険医療協議会で了承されれば、4月から実施します。
 厚労省によると、金曜日に入院した患者の平均入院日数は18・14日で、曜日別で最長。最も短い水曜日の入院患者より3日余り長くなっています。一方、退院の曜日別では、月曜日が17・79日と最も長く、最も短い土曜日退院とは3日近い差がありました。
 金曜日の入院は全体の14パーセント、月曜日の退院は11パーセントで、曜日別で見ると少なめ。ただ、厚労省は、治療を行わないことが多い土日を挟んで入退院させることが、入院日数を長くして医療費を押し上げる一因になっていると判断しました。
 具体的には、金曜入院や月曜退院の割合が特に高い医療機関では、本来は入院日数に応じて受け取れる入院基本料(一般病棟で1日当たり9340~1万5550円)を、手術や高度の処置などを行わない土日の分だけ減額する考えです。
 また、退院日の入院基本料は、何時に退院しても1日分を受け取ることが認められていますが、実際には昼食前に退院させる例が多くなっています。このため厚労省は「午前中退院」の割合が高い医療機関について、退院日の入院基本料を減額する方針です。

 2012年1月26日(木)




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