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■熱中症1266人搬送、3人死亡 猛暑日、過去40~50年で3倍 [健康ダイジェスト]

 熱中症とみられる症状で病院に搬送された人が11日も相次ぎ、マスコミの集計では全国で少なくとも1266人に上り、うち栃木県と千葉県、それに東京都で3人が死亡し、3つの県の4人が意識不明の重体となっています。
 各地の警察や消防によると、栃木県小山市では、午後3時半ごろ88歳の女性が自宅の寝室で倒れているのが見付かり、病院に搬送されましたが死亡しました。熱中症と診断されたということです。
 また、東京都立川市では、午後3時すぎ60歳代の男性が農業用ハウスの中で倒れているのが見付かり、病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。警視庁は熱中症の疑いがあるとみて調べています。
 都道府県別では、埼玉県で141人、愛知県で137人、東京都で99人、神奈川県で87人、大阪府で66人など、東北北部の3県を除く44の都道府県で、少なくとも1266人が熱中症とみられる症状で病院に搬送されました。
 一方、最高気温が35度以上になる猛暑日の全国の年間日数が、過去40~50年間で3倍近くに増えていることが気象庁のまとめでわかりました。地球温暖化の影響とみられ、近年は気象庁の927観測点のうち、猛暑日になるのが100地点を超える日も珍しくなくなっています。
 まとめでは、全国15地点の1961~1970年の年間猛暑日の日数を平均すると1カ所当たり0・78日。これに対して、直近の2003~2012年は2・3日で、10年当たり0・5日のペースで増えていました。この間、夏(6~8月)の最高気温が0・77度上がりました。
 11日、記録が残る1876年以降で新記録となる5日連続の猛暑日になった東京都心は、1961~1970年は年2・5日でしたが、10年当たり0・7日のペースで増え、直近10年は年4・4日に。猛暑日が3日以上続いた8回のうち、7回が1990年以降に集中していました。

 2013年7月11日(木)




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