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■カネボウの美白化粧品、台湾で18製品回収 フィリピンで販売禁止 [健康ダイジェスト]

 美白化粧品で肌がまだらに白くなる被害が出ている問題で、カネボウ化粧品は25日、台湾でも対象商品が原因で54人が発症したことを明らかにしました。化粧品との関連は確認できていませんが、さらに69人が症状を訴えているといいます。
 台湾で同社の化粧品を売っている現地の代理販売会社が被害情報を集めたところ、23日までに181人から症状の訴えがありました。病院で化粧品との関連を調べており、このうち58人は無関係とされました。
 台湾では、約10万個の対象商品が消費者の手元に残っているとされ、約1万5000人から自主回収したものの、個数は確認できていません。
 自主回収の対象となったのは、「インプレス」ブランドの「ICホワイトフィットマスク3D」や、カネボウ化粧品の子会社エキップの「RMK」ブランドの「スキンチューナー・ブライトニング」などの18製品。
 また、フィリピン政府は26日までに、フィリピン国内に流通する一連のカネボウ化粧品の対象商品の販売を禁止するとともに、商品の回収を呼び掛ける措置を取りました。
 現地のカネボウ化粧品によりますと、今のところ被害の報告はないということで、現在、フィリピン国内で流通、販売しているすべての商品の数を調べています。
 問題となっている美白有効成分の「ロドデノール」を含む美白化粧品は、日本以外に台湾、フィリピンを含め、韓国、タイなどアジアの10の国と地域で、これまで累計37万個販売され、年10億円の売り上げがあるということで、カネボウ化粧品では対象商品の回収を急いでいます。
 日本やアジアで回収中の美白化粧品に含まれる美白有効成分のロドデノールは、シラカバの樹皮から抽出された天然物質の構造の一部を変えたもの。カネボウ化粧品が開発し、2008年1月に厚生労働省から新規医薬部外品有効成分としての承認を取得しました。
 承認に向けた試験で肌がまだらに白くなる白斑の発生などは確認されませんでしたが、日本皮膚科学会は今回、皮膚を黒くするメラニンの生成を過剰に抑えた結果、肌がまだらに白くなった可能性を疑っています。

 2013年7月26日(金)




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