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■長寿日本一の市区町村、女性は沖縄・北中城村、男性は長野・松川村 [健康ダイジェスト]

 平均寿命が最も長い市区町村は、女性が沖縄県北中城(きたなかぐすく)村で89・0歳、男性が長野県松川村で82・2歳だったことが、厚生労働省が7月31日に公表した「2010年市区町村別生命表」でわかりました。
 5年に1回公表しており、今回が3回目。全国1898市区町村(相模原市を除く)別の平均寿命を国勢調査などに基づき算出しました。
 女性の沖縄県北中城村は2回連続でトップ。女性の2~5位は、女性が島根県吉賀町88・4歳、北海道壮瞥(そうべつ)町88・4歳、熊本県菊陽町88・3歳、福岡県太宰府市88・3歳。
 女性のベスト10には、沖縄県から全国最多の3自治体が入りました。女性の全国平均寿命は、86・4歳でした。
 男性の長野県松川村は初めてのトップ。男性の2~5位は、川崎市宮前区82・1歳、横浜市都筑区82・1歳、長野県塩尻市82・0歳、沖縄県南風原(はえばる)町81・9歳でした。
 男性のベスト10には、都道府県別で全国1位の長寿県である長野県から4自治体、神奈川県から3自治体が入りました。前回1位だった横浜市青葉区は81・9歳で、今回は8位。男性の全国平均寿命は、79・6歳でした。
 松川村は、長野県北西部の北アルプスのふもとにある人口1万人余りの自然豊かな村です。村では「めざせ!健康長寿いちばんの村」と銘打った老人福祉計画を昨年度に策定し、お年寄りの健康作りに力を入れていて、介護予防事業の一環として、高齢者にストレッチなどの運動をしてもらう教室を積極的に開いています。
 男性の平均寿命が全国で最も長くなったことについて、松川村では「健康長寿一番を目指してやってきたので非常にうれしいです。運動教室などの地道な努力が結果につながったのではないか」と話しています。
 一方、平均寿命が最も短い市区町村は、男女ともに大阪市西成区で女性が83・8歳、男性が72・4歳でした。男性は3回連続で最下位となりました。
 続いて短い市区町村は、女性が和歌山県御坊市84・0歳、青森県階上(はしかみ)町84・2歳、大阪市東淀川区84・3歳、青森県大間町84・4歳。
 男性が高知県土佐清水市75・6歳、大阪市浪速(なにわ)区75・9歳、青森市76・5歳、青森県東通(ひがしどおり)村76・5歳の順でした。
 最も長い自治体と短い自治体を比べると、女性は5・2歳、男性は9・8歳の開きがありました。男女差が最も大きいのは大阪市西成区の11・4歳、最小は奈良県川西町の4・1歳でした。
 厚生労働省は、「平均寿命には、その地域の食生活や運動の習慣、それに医療体制などが大きくかかわっていると考えられる。この結果を、それぞれの自治体の保健や医療の向上に役立ててほしい」と話しています。

 2013年8月3日(土)




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