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■美白化粧品、使用やめ半年で約6割改善 皮膚科学会が報告 [健康ダイジェスト]

 カネボウ化粧品が製造、販売する美白効果をうたった化粧品を使った人の中に、肌がまだらに白くなる「白斑(はくはん)」などの症状が出た問題で、使用をやめて半年以上が経過した患者のうち6割近くで、白斑が完全に消えたり、小さくなったりしたことが、日本皮膚科学会の調査でわかりました。
 カネボウ化粧品には、白斑などの症状が出たという連絡が8月25日時点でおよそ1万2400人から寄せられ、このうち8678人については、実際に会社側が顧客を訪問して症状を確認しています。
 このうち、白斑が「3カ所以上」「5センチ以上の大きさ」「(明らかに)顔にある」といった重い症状だった人は3379人。重くはないものの症状が確認できた人は3311人でした。また、回復したか、回復傾向にある人は1988人でした。
 日本皮膚科学会の特別委員会は7日、学会が指定した全国の病院やカネボウ化粧品から集めた患者の情報を詳しく分析し、調査結果を発表しました。
 その結果、発症した時期は使用開始後2カ月~3年で、化粧水を単独で使った場合に比べ、乳液やクリームなど複数の商品を使った場合のほうが発症割合が高くなったといいます。
 一方、化粧品の使用をやめて半年以上たった患者のうち58パーセントの人で、白斑が完全に消えたり、小さくなったりしたことがわかったということです。
 また、患者を治療した医師からは、皮膚炎に使われるタクロリムス軟膏などを使ったところ、白斑の症状がよくなったケースが報告されたということで、治療効果について検討していくことにしています。
 特別委員会によりますと、化粧品の使用をやめて2カ月後には、症状の明らかな改善が見られている患者が多いということですが、人によっては1年から2年、経過を見る必要があるとしています。
 特別委員会は、カネボウ化粧品が独自開発したメラニンの生成を抑える物質「ロドデノール」が発症に関与しているとみています。今後、2年をかけて白斑が起きた原因や治療法について、調査していくことにしています。

 2013年9月7日(土)




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