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■マルハニチロの冷凍食品、少量でも吐き気 厚労省「食べずに返品を」 [健康ダイジェスト]

 マルハニチロホールディングス(東京都江東区)の連結子会社のアクリフーズの群馬工場(群馬県大泉町)で製造された冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された問題で、厚生労働省は31日未明、自主回収の対象商品に高濃度の農薬が残っている恐れがあるとして、「家庭に残っている場合は食べずに返品するように」と注意を呼び掛けました。
 マラチオンの濃度の最高値はコーンクリームコロッケから検出された1万5000PPMで、高い濃度で含まれる冷凍商品の場合、一定程度食べると健康に影響を及ぼさないとされる許容量を超える可能性があることが判明しました。吐き気や腹痛などの症状が起きることがあるといいます。
 同じく31日未明、マルハニチロは記者会見し、最高濃度のコーンクリームコロッケを食べた場合、体重20キロの子供は約8分の1個で、大人でも3分の1個で急性毒性が出て、吐き気や腹痛などの症状を起こす可能性があると発表しました。
 同社はこれまで、体重20キロの子供が一度に60個を食べないと健康に影響がないと説明していました。30日に厚生労働省の指摘を受け、計算の誤りに気付いたといいます。
 記者会見の冒頭、久代(くしろ)敏男社長は「計算上、大きな誤解を与える指標を提示した。大変な失策で、深くおわびいたします」と謝罪しました。
 同社の佐藤信行品質保証部長によると、「食べても健康に大きな影響を及ぼさない限度量(ARfD)」を算出するべきところを、「動物に投与した場合に半数が死ぬ量」を計算していました。「食品の安全にかかわる部署で検討したが、ARfDに関する知識がなかった。保健所に相談するのも忘れていた」といいます。

 2013年12月31日(火)

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