SSブログ

■ドイツでもエボラ出血熱感染者が死亡 リベリアから搬送のスーダン出身男性 [健康ダイジェスト]

 西アフリカのリベリアでエボラ出血熱に感染した国連職員の男性が、搬送先のドイツの病院で死亡しました。ドイツでエボラ出血熱による死者が出たのは、初めてです。
 これは男性を治療していたドイツ東部のライプチヒの聖ゲオルク病院が14日、明らかにしたものです。
 亡くなったのは、国連職員としてリベリアで医療活動をしていたスーダン出身の56歳の男性で、今月9日に特別機でライプチヒの聖ゲオルク病院に搬送され、集中治療を受けていました。
 ドイツでは、西アフリカからほかに2人の患者が搬送されて、エボラ出血熱の治療を受け、このうち8月にハンブルクの病院に入院したセネガル人患者は回復し、すでに退院しています。もう1人は、フランクフルトの病院で治療中。
 スペインとアメリカでは、西アフリカで感染し、帰国後死亡したエボラ出血熱の患者の治療に当たっていた医療従事者が、防護服や手袋などを着用していたにもかかわらず、エボラ出血熱に感染したことが10月に入って相次いで明らかになりました。
 このうち、アメリカ南部のテキサス州ダラスのテキサス・ヘルス・プレズビテリアン病院で感染した26歳の女性看護師について、疾病対策センター(CDC)は、人工透析などの治療で患者の体液と接触した可能性もあるとして、防護服や手袋を脱ぐ際の手順などに不備がなかったか詳しく調べています。
 アメリカでは、今回の問題を受けて、看護師の団体から感染を防ぐための訓練が十分に行われていないと批判する声があがるなど、不安が広がっています。
 CDCのフリーデン所長は13日会見し、医療現場での感染を未然に防ぐため、ガイドラインの周知を徹底させるほか、医療従事者への訓練の充実などに全力を挙げる考えを示しました。
 また、スペインでも医療従事者の間で不安が広がっていることを受けて、医師や看護師に加え救急隊のメンバーなども対象にした訓練が近日中に行われる予定で、医療機関内での感染をどう防ぐのかが大きな課題となっています。

 2014年10月14日(火)

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0