■アルツハイマー病、発症前に血液検査で判定 長寿研などが新技術を開発 [健康ダイジェスト]
アルツハイマー病に関係するタンパク質が脳内で蓄積しているかを判定する目印となる血液中の物質を見付けたと、国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)と、ノーベル化学賞受賞者で島津製作所(京都市)の田中耕一シニアフェローらの研究チームが発表しました。
治療薬開発に役立つと考えられるほか、将来はアルツハイマー病発症前の検査に使える可能性もあるといいます。
日本学士院発行の学術誌(電子版)に11日、掲載されました。
アルツハイマー病は発症する前に、脳内にアミロイドベータと呼ばれるタンパク質が蓄積することがわかっています。この蓄積は、PET(陽電子放射断層撮影)と呼ばれる画像診断装置でわかるものの、大型の設備が必要な上、費用も十数万円と高額だといいます。
研究チームは、画像診断でアミロイドベータの蓄積があった高齢者40人のグループと、蓄積のなかった高齢者22人のグループの血液を用いて、島津製作所が開発したごく微量なタンパク質を高感度で検出できる装置を使い、血液中のアミロイドベータに関連するタンパク質を分析しました。
この結果、アミロイドの蓄積があったグループの血液では、「APP669-711」と呼ばれるタンパク質の量がわずかに変化していることを突き止めました。
この検査は、血液が数滴あればできるということで、実用化されれば、健康診断の採血の際などに調べることも可能になるということです。
研究チームは、「簡便な血液検査で、アミロイドベータの蓄積の有無を9割以上の精度で判定することが可能だ。アルツハイマー病の発症予防や治療薬の開発に役立てたい」と話しています。
2014年11月11日(火)
治療薬開発に役立つと考えられるほか、将来はアルツハイマー病発症前の検査に使える可能性もあるといいます。
日本学士院発行の学術誌(電子版)に11日、掲載されました。
アルツハイマー病は発症する前に、脳内にアミロイドベータと呼ばれるタンパク質が蓄積することがわかっています。この蓄積は、PET(陽電子放射断層撮影)と呼ばれる画像診断装置でわかるものの、大型の設備が必要な上、費用も十数万円と高額だといいます。
研究チームは、画像診断でアミロイドベータの蓄積があった高齢者40人のグループと、蓄積のなかった高齢者22人のグループの血液を用いて、島津製作所が開発したごく微量なタンパク質を高感度で検出できる装置を使い、血液中のアミロイドベータに関連するタンパク質を分析しました。
この結果、アミロイドの蓄積があったグループの血液では、「APP669-711」と呼ばれるタンパク質の量がわずかに変化していることを突き止めました。
この検査は、血液が数滴あればできるということで、実用化されれば、健康診断の採血の際などに調べることも可能になるということです。
研究チームは、「簡便な血液検査で、アミロイドベータの蓄積の有無を9割以上の精度で判定することが可能だ。アルツハイマー病の発症予防や治療薬の開発に役立てたい」と話しています。
2014年11月11日(火)
このニュース観ましたよ。
私も可能性があれ年頃ですから検査出来れば良いですね。
by sarusan (2014-11-11 15:50)