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■健康長寿を支援するロボットの開発拠点が完成 愛知県の長寿研が設置 [健康ダイジェスト]

 愛知県大府市の国立長寿医療研究センター(長寿研)に、高齢者の介護や体の訓練を行うロボットの開発拠点が完成し、見学会が開かれました。
 この「健康長寿支援ロボットセンター」は、長寿研が愛知県と共同で設置しました。
 長寿研は、病院と研究所が併設された高齢者医療の専門機関。現在のロボットはまだ高齢者の複雑な動きや反応に対応できなかったり、機能が限られたりして現場のニーズに合っていない製品も少なくないといい、より利用者の声を反映した完成度の高い製品の開発を支援するために、健康長寿支援ロボットセンターを設置しました。
 17日に開かれた見学会では、地元の企業などが開発した9種類のロボットが披露され、このうち、一宮市のメーカーが開発した歩行器は利用者の腰をベルトで固定して転倒を防ぐとともに、軽い力で足を動かせるようになっています。
 また、豊田市のメーカーの足型のロボットは、内股、膝、それに足首の3カ所に組み込まれたモーターが連動して動き、両足がまひして動かない人でも、わずかな体重移動で歩くことができるということです。
 このほか、画面を見ながら腕に取り付けた装置を操作してゲーム感覚でリハビリができるロボットや、人の顔を認識して会話ができるロボットなどが展示され、見学に訪れた人は最新のロボットの技術を興味深そうに見て回っていました。
 健康長寿支援ロボットセンターの近藤和泉センター長は、「日本で高齢者人口がピークになるおよそ10年後に向け役に立つロボットを開発し、その後、高齢化を迎えるアジア各国にも売り込んでいきたい。ものづくりの技術を生かせば、日本人が得意なきめ細かな配慮が行き届いた生活支援のロボットができる」と話していました。

 2015年8月17日(月)

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