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■大村さん開発のイベルメクチン、胆管がんにも効果 九大研究グループが発表 [健康ダイジェスト]

 今年、ノーベル賞を受賞した北里大学特別栄誉教授の大村智さんが開発した熱帯病の治療薬「イベルメクチン」が、胆管がんを縮小させる効果があるとする研究成果を九州大学の研究グループが22日、発表しました。
 イベルメクチンは、失明につながる熱帯病「オンコセルカ症」などの特効薬で、今年のノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授らが開発。アフリカやアジアなどで、年間約3億人に投与されています。
 この薬を九州大学生体防御医学研究所の西尾美希助教などの研究グループが詳しく調べたところ、胆管がんの原因となる「YAP1」(ヤップワン)というタンパク質の働きを抑える効果があることがわかったということです。また、胆管がんのマウスにイベルメクチンを投与したところ、がんの増殖を3分の1に抑えることにも成功しました。
 西尾助教は、「YAP1は、胆管がん以外にも肝臓にできるがんの原因になっているタンパク質だ。これらのがんの縮小にも効果があるのかさらに調べたい」と話しています。
 研究成果は22日、米国科学アカデミー紀要電子版に掲載されました。

 2015年12月22日(火)




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