■WHO、リオ五輪の観光客に勧告 ジカ熱予防で貧困地区避けて [健康ダイジェスト]
世界保健機関(WHO)は12日、8月にリオデジャネイロ・夏季オリンピックが開かれるブラジルで今もジカ熱の流行が続いていることから、出場する選手や現地を訪れる観光客らに、ジカ熱の感染を防ぐため人口が密集した貧困地区に行くのを避けるよう勧告しました。
衛生環境が悪い貧困地区ではジカウイルスを媒介する蚊が繁殖しやすく、蚊に刺されてジカ熱に感染するリスクが高くなるためだとしています。
また、ジカウイルスは性交渉を通じて感染する恐れがあるため、訪問者は帰国後も少なくとも4週間はコンドームを使用するなど安全な性交渉を心掛けるよう求めました。
さらに、現地ではできるだけ体を覆う衣服を着たり、防虫スプレーを使うなど、蚊に刺されないための対策の徹底を要求しています。
WHOによりますと、リオデジャネイロ・オリンピックが開かれる8月の現地は蚊の活動が減る冬の時期に当たるため、感染のリスクはそれまでよりも少なくなるということですが、妊娠中の女性については、引き続きジカ熱の流行地域への渡航を控えるよう勧告しています。
蚊が媒介するジカ熱への不安が拡大している中、WHOがリオデジャネイロ・オリンピックに明確に言及したガイドラインを発表したのは、初めて。ジカウイルスは新生児の先天異常である小頭症の原因になっていると、専門家らは指摘しています。
2016年5月13日(金)
衛生環境が悪い貧困地区ではジカウイルスを媒介する蚊が繁殖しやすく、蚊に刺されてジカ熱に感染するリスクが高くなるためだとしています。
また、ジカウイルスは性交渉を通じて感染する恐れがあるため、訪問者は帰国後も少なくとも4週間はコンドームを使用するなど安全な性交渉を心掛けるよう求めました。
さらに、現地ではできるだけ体を覆う衣服を着たり、防虫スプレーを使うなど、蚊に刺されないための対策の徹底を要求しています。
WHOによりますと、リオデジャネイロ・オリンピックが開かれる8月の現地は蚊の活動が減る冬の時期に当たるため、感染のリスクはそれまでよりも少なくなるということですが、妊娠中の女性については、引き続きジカ熱の流行地域への渡航を控えるよう勧告しています。
蚊が媒介するジカ熱への不安が拡大している中、WHOがリオデジャネイロ・オリンピックに明確に言及したガイドラインを発表したのは、初めて。ジカウイルスは新生児の先天異常である小頭症の原因になっていると、専門家らは指摘しています。
2016年5月13日(金)
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