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■不妊治療を対象にした保険商品、日生が10月から販売へ 出産時には祝い金も [健康ダイジェスト]

 健康保険の対象外で高額な不妊治療にかかる費用を保障する女性向け医療保険「シュシュ」が、生命保険業界では初めて、10月2日から販売されることになりました。
 不妊治療は健康保険の対象ではないため、1回当たりの治療に30万~40万円程度の費用がかかる場合があるなど、経済的な負担が課題となっています。
 こうした中、業界最大手の日本生命は、女性ががんや脳卒中などの病気にかかった場合に備える医療保険の保障の内容に、業界で初めて不妊治療を受けた際、給付金を支払うことを盛り込み、10月2日から販売することにしました。
 具体的には、保険の対象となる人が体外受精か、顕微鏡を使う顕微授精の治療を受けた際に、1回につき5万円から10万円の給付金を最大12回、受け取ることができるということです。
 不妊治療の有無にかかわらず、出産時には祝い金も受け取れ、1人目の10万円から徐々に増え、5人目以降になると100万円受け取れます。保険期間は10年~20年で、満期金は最大200万円。
 卵子を採取するための排卵誘発には公的な健康保険が適用されますが、体外受精や顕微授精の特定不妊治療は対象外。不妊治療を受ける夫婦は増加しており、日本生命は需要があると判断しました。
 保険の対象となるのは16歳から40歳までの女性で、保険料は年齢によって月払いの場合で9500円台から1万800円台となります。
 ただ、保険を成り立たせるため、給付金を受け取ることができるのは保険に加入して2年がたった後からだということです。
 不妊治療を対象にした保険商品の取り扱いは、今年4月に金融庁が保険業法の施行規則を改めて解禁したもので、今後、業界全体に広がるか注目されます。

 2016年9月5日(月)

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