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■ベトナムから訪日の女性、ジカ熱感染を確認 昨年の流行以降、国内で8例目 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は12日、日本に仕事で訪れているベトナム在住の外国籍の40歳代女性が、ジカ熱に感染していることが確認されたと発表した。
 中南米を中心に流行が広がった昨年5月以降、国内で確認されたのは8例目。アジアで感染したとみられる患者が国内で確認されたのは、初めてです。
 厚労省によりますと、ジカ熱への感染が確認されたのはベトナム在住の40歳代の外国籍の女性で、9月8日に仕事で来日し、東京都内のホテルに滞在。5日から頭痛などの症状がありましたが、来日後に発疹や結膜炎、関節痛などの症状が出たため、9日に都内の医療機関を受診し、10日に感染が確認されたということです。
 女性は、「ベトナムで蚊に刺されたが、日本国内では蚊に刺されていない」と話しているということです。現在は容体が安定しているといいます。厚労省は、女性の具体的な国籍や妊娠の有無は明らかにしていません。
 厚労省は、「今のところ国内で蚊を媒介して感染が広がるリスクは低い」とした上で、感染が拡大しているシンガポールや中南米などに渡航する際には、引き続き注意するよう呼び掛けています。
 ジカ熱は、主に中南米を中心に流行が広まっていましたが、8月末以降、シンガポールで300人以上の感染が確認されるなど、日本により近い場所での感染拡大に専門家は警戒を呼び掛けています。
 厚労省によりますと、アジアでジカ熱の流行地域として挙げられているのは、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシアの6カ国に上っています。
 ジカ熱の問題に詳しい神奈川県衛生研究所の高崎智彦所長は、「これまで中南米地域からウイルスが持ち込まれるケースはあったが、日本との距離が近い東南アジアからウイルスが持ち込まれたことで国内で感染が広まるリスクが高まっている」と指摘しています。
 その上で、「流行地域から帰国した人は日本国内でも2週間ほどは蚊に刺されない対策を行い、発熱や発疹などの疑わしい症状が出た場合、早期に医療機関を受診することが重要だ」と指摘しています。

 2016年9月12日(月)

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