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■抗がん剤「オプジーボ」、来春値下げへ 再来年には追加値下げを実施 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は4日、優れた治療効果はあるものの、患者1人の薬代が年間およそ3500万円とされる新型がん治療薬「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)の薬価について、2017年度、2018年度の2段階で値下げする方向で検討に入りました。5日に開催される中央社会保険医療協議会(中医協)に提案します。
 具体的には、まず2017年4月に最大25%の薬価引き下げを想定。さらに2018年4月に追加値下げを実施しますが、下げ幅は中医協で検討します。
 薬価は国が定め、改定は原則2年に1度で、次回は2018年度。これまでの中医協の議論では、速やかに特例で改定して値下げを求める意見に対し、製薬業界は2017年度の改定に反対を表明していました。
 厚労省は、予想以上に売れた高額新薬を値下げする既存のルールを2017年度の特例改定に援用する考えですが、2018年度改定までに薬価設定のルールを抜本的に見直します。
 体の免疫力を再活性化させることで、がん細胞を破壊するオプジーボは日本発の新薬で、2014年発売。最初は皮膚がんの一種の悪性黒色腫(メラノーマ)に保険適用され、対象患者が470人と少ないことから薬価は100ミリグラムで約73万円と高額な設定となりました。
 ところが昨年12月、肺がんの一種である非小細胞肺がんにも効能を追加。保険適用の対象が1万5000人に拡大したのに薬価は見直されず、今年度の販売予測が1260億円に膨張。8月には手術不能か転移性の腎細胞がんにも保険適用されました。

 2016年10月5日(水)

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