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■AIのディープラーニングで脳の病気を発見 医療機器に初承認 [健康ダイジェスト]

 AI(人工知能)が自ら学習するディープラーニングと呼ばれる技術を使って、脳の画像から病気を見付けるシステムを東京のベンチャー企業が開発し、医療機器として承認されました。
 ディープラーニングを活用したAIのシステムが国の承認を受けたのは、国内で初めてです。
 新たなシステムは、AIを使った画像解析のソフト開発を行っている東京大学発のベンチャー企業「エルピクセル」が開発しました。
 システムではAIに、くも膜下出血にもつながる脳動脈瘤(りゅう)の患者と健康な人の脳のMRI画像を読み込ませることで、AIがディープラーニングの技術で自ら学習し、病気の画像で見られる特徴を把握します。
 そして、脳のMRI画像から脳動脈瘤の疑いがあるかどうか判定し、医師の診断を支援します。
 画像から脳動脈瘤を見付けられたのは、専門の医師だけだと約68%でしたが、システムでは77%ほどに精度の向上が認められたということで、9月17日、医療機器として承認されたということです。
 厚生労働省によりますと、ディープラーニングを活用したAIのシステムが医療機器として国の承認を受けたのは初めてだということです。
 エルピクセルの島原佑基社長は、「AIを生かすことで、より正確に診断でき、医療現場が変わっていくと考えている。今後、ほかの病気でも診断支援ができるようにしたい」と話しています。

 2019年10月18日

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