■大阪府の病院、院内感染で入院患者死亡 7カ月間報告せず [健康ダイジェスト]
大阪府大東市の病院で19人の入院患者が抗生物質がほとんど効かない細菌に感染し、このうち1人が感染が原因とみられる病気で死亡していたことが17日、わかりました。病院は法律で定められている保健所への報告を7カ月間していませんでした。
院内感染が起きたのは、大阪府大東市の「阪奈病院」です。
病院によりますと、2017年から今年8月までのおよそ2年間に結核で入院していた58歳から97歳の男女19人の患者が抗生物質がほとんど効かない「多剤耐性アシネトバクター」という細菌に感染したということです。
このうち71歳の男性患者は、細菌の感染が原因とみられる肺炎の悪化で、今年1月に死亡しました。
発症が確認された場合、7日以内に保健所に報告する必要がありますが、病院は今年8月まで7カ月間、報告しておらず、保健所から厳重注意されたということです。
一方、ほかの18人もこれまでに17人が死亡したということですが、病院は感染との因果関係は認められなかったとしています。
感染源や感染経路は不明といい、18人の死因は心不全や肺腫瘍など。
阪奈病院の川瀬一郎病院長は、「保健所への報告を失念し、院内で十分に情報が共有できておらず、院内感染が広がったことを反省しています。深くおわびします」と話しています。
2019年10月18日
院内感染が起きたのは、大阪府大東市の「阪奈病院」です。
病院によりますと、2017年から今年8月までのおよそ2年間に結核で入院していた58歳から97歳の男女19人の患者が抗生物質がほとんど効かない「多剤耐性アシネトバクター」という細菌に感染したということです。
このうち71歳の男性患者は、細菌の感染が原因とみられる肺炎の悪化で、今年1月に死亡しました。
発症が確認された場合、7日以内に保健所に報告する必要がありますが、病院は今年8月まで7カ月間、報告しておらず、保健所から厳重注意されたということです。
一方、ほかの18人もこれまでに17人が死亡したということですが、病院は感染との因果関係は認められなかったとしています。
感染源や感染経路は不明といい、18人の死因は心不全や肺腫瘍など。
阪奈病院の川瀬一郎病院長は、「保健所への報告を失念し、院内で十分に情報が共有できておらず、院内感染が広がったことを反省しています。深くおわびします」と話しています。
2019年10月18日
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