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■世界の新型コロナウイルス死者数、15万3000人超 アメリカと中国で集計見直し [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染による累計死者数が、世界で15万人を超えました。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学によると、アメリカ東部時間17日午後6時(日本時間18日午前7時)時点の世界の死者数は、15万3000人超になりました。
 アメリカと中国で集計を見直した結果、死者数は前日に比べ約1万人増えました。感染者数は累計で220万人を超え、新規感染のペースはなお高止まりしています。
 ジョンズ・ホプキンス大の広報担当者によると、アメリカのニューヨーク州やメリーランド州、オハイオ州などの当局が、これまで集計に含めていなかった新型コロナウイルスによる死亡の疑われるケースについても、死者数に加え始めたといいます。アメリカの死者数は累計で3万7000人近くとなり、世界全体の死者数を押し上げました。
 中国でも、湖北省武漢市の当局が在宅での死者数などを集計に加える見直しをした結果、中国全体の死者数は従来よりも約4割増えて、累計で4600人超となりました。同様の動きがほかの国や地域に広がれば、死者数の集計値がさらに増える可能性があります。
 1日当たりの新規の感染者数は世界で約10万人となり、なお高い水準が続いています。累計感染者数の国別の内訳では、アメリカが最も多く68万人超で、世界全体の3割に相当する規模となっています。
 アメリカのドナルド・トランプ大統領が16日夕に、新型コロナウイルスの感染者が少ない地域から段階的に経済活動の再開を認める方針を示したことで、外出制限などの一部緩和を探る州も出始めました。テキサス州のグレッグ・アボット知事は17日の記者会見で、24日から生活必需品ではない小売業の店頭でも、商品の引き渡しを認めると明らかにしました。
 カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事も、失業率の急上昇などの経済的混乱からの回復に向け、アップルのティム・クック最高経営責任者やウォルト・ディズニーのボブ・アイガー会長、米連邦準備理事会前議長のジャネット・イエレン氏らが参加するタスクフォースを組織すると表明しました。
 ただ、全土で最も新型コロナウイルスの感染が深刻なニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は17日、5~6月もコンサートなどのイベントの開催を禁じる考えを示しました。同市長は「ほかの地域に比べて状況は異なる」と述べ、「感染が収まったことを確認してから再開に向けたステップをとる」と外出制限などの緩和に慎重な姿勢を示しました。

 2020年4月18日(土)

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