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■次の冬に新型コロナウイルスの「第2波」がきたらより厳しい アメリカ疾病対策センターが警告 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、日本時間の23日午後3時の時点で、新型コロナウイルスの感染者の数は、世界全体で262万9801人となりました。
 国別では、アメリカが84万2629人で最も多く、スペインが20万8389人、イタリアが18万7327人などとなっています。
 また死亡した人は18万3441人で、国別ではアメリカが4万6784人と最も多く、次いでイタリアが2万5085人、スペインが2万1717人、フランスが2万1340人、イギリスが1万8100人などとなっています。
 一方、アメリカ疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド所長は21日、新型コロナウイルスの感染拡大が次の冬に起きた場合に、「医療機関の能力からみて、本当に厳しい状態になる」と警告しました。アメリカの一部の州などでは感染のピークをすぎたとして、徐々に経済活動を再開する地域もあるものの、「第2波」に備えるよう求めました。
 レッドフィールド所長は、「次の冬にウイルスが襲う可能性がある。そうなれば、今よりもかなり困難な状況になる」と述べました。季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの感染拡大が同時に起こることで、医療システムに想像できない負担がかかるといいます。インフルエンザによる入院を減らすために、アメリカ国民に事前にインフルエンザのワクチン接種をするよう求めました。
 現在の「第1波」は、アメリカでインフルエンザのシーズン終盤の3月に感染が拡大。それでもニューヨークなどでは医療機関でスタッフや病床が足りなくなり、検査や人口呼吸器のほか、マスクやガウンなどの供給も追い付かなくなりました。ジョンズ・ホプキンス大によると、23日(日本時間)までにアメリカで84万人超が感染、4万人6000以上が亡くなっています。
 アメリカ国内ではすでに第1波の感染のピークはすぎたといわれ、南部ジョージア州などでは外出制限を緩和する動きが始まっています。一部の州では外出制限に反対するデモも起きていますが、レッドフィールド所長は「助けにならない」と批判し、今後、外出制限の措置が解除されたとしても、人と人の間に一定の距離を取る「ソーシャル・ディスタンシング」の対策を徹底すべきだという認識を示しました。
 また、冬までの数カ月間のうちに感染の再拡大に備えて医療・保健機関の態勢を強化し、感染経路を調査する当局の能力とそのための人員を大幅に拡充する必要があると訴えました。
 さらに今後の対策として、インフルエンザの予防接種も挙げて、インフルエンザの患者を減らすことができれば、それだけ新型コロナウイルスの感染者を治療できると指摘しています。

 2020年4月23日(木)

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