■新型コロナウイルス感染者、埼玉県で２人、千葉県で１人、神奈川県で２人 空港での検疫で４人

　埼玉県は３日、県内で新たに２人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。埼玉県によりますと、２人の性別や年代、それに容体などの詳しい情報はわかっていないということです。
　県内で新たな感染者が確認されたのは５月29日以来、５日ぶりで、埼玉県内で発表された新型コロナウイルスの感染者は、これで1002人となりました。
　千葉県は３日、香取市に住む70歳代の女性が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。
　千葉県によりますと、感染が確認されたのは香取市に住む70歳代の無職の女性で、別の病気の手術を控えて、１日に医療機関で検査を受けたところ陽性だったということです。女性に症状はなく、すでに入院しているということです。
　千葉県内で確認された感染者は、これまでに904人となっています。
　千葉県のまとめによりますと、３日までの１週間では新たな感染者数が０・９人、陽性率が０・50％と、いずれも県が「警報」を出す目安を下回りましたが、週単位の陽性者の増加比は１・50と目安を上回っています。
　このため千葉県は、「今のところ県内では感染者が増え続けている状況にはないが、油断することなく感染防止対策をお願いしたい」と話しています。
　神奈川県内では３日、横浜市で新型コロナウイルスの感染が確認されていた90歳代女性の死亡と、男性２人の新たな感染が発表されました。
　横浜市によりますと、集団感染が起きている横浜市緑区の「鴨居病院」に入院していた90歳代の女性が、２日に死亡したということです。
　女性は別の病気で入院中に発熱し、５月19日に感染が確認されていました。また、いずれも横浜市に住む90歳代と20歳代の男性が感染したことが、新たに確認されたということです。
　このうち90歳代男性は「鴨居病院」の入院患者で、この病院に関係する感染者は９人目となりました。市は、濃厚接触者に当たる看護師や、ほかの入院患者など約60人のＰＣＲ検査を行うことにしています。
　一方、20歳代男性の感染経路は不明だということです。
　神奈川県内で発表された感染者はこれで1373人となり、このうち87人が死亡しています。
　厚生労働省によりますと、２日までに、フィリピンなどから成田空港や羽田空港に到着した男性４人が空港の検疫所で新型コロナウイルスに感染していたことが新たに確認されました。いずれも症状はないということです。
　空港の検疫で感染が確認されたのは、合わせて196人となりました。

　２０２０年６月３日（水）

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