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■東京都、新たに124人が新型コロナウイルスに感染 2日連続で100人以上 [健康ダイジェスト]

 東京都によりますと、3日、都内で新たに10歳代から90歳代の男女合わせて1124人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。都内で1日の感染の確認が100人以上となるのは、2日の107人に続いて2日連続。
 また、120人以上となるのは、154人が確認された大型連休中の今年5月2日以来、およそ2カ月ぶりです。
 124人のうち、20歳代と30歳代が合わせて97人で、全体の78%を占めています。
 124人のうち、84人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、40人は今のところ感染経路がわかっていません。
 保健所によると、新宿エリアで50人、池袋エリアで7人の感染が報告されているということです。
 これで都内で感染が確認された人は、累計6523人になりました。
 一方、3日、都内で死亡が確認された人は、いませんでした。
 感染者数の増加に伴って、東京都新宿区にあるPCR検査スポットでは、検査を受けた人の陽性率が再び高くなってきています。
 東京都医師会の角田徹副会長によりますと、新宿区にあるPCR検査スポットでは、かかりつけ医からの紹介を受けて1日当たり100件から140件ほどのPCR検査を行っていますが、陽性になるケースが増えているということです。
 6月22日からの1週間の平均で、陽性率は20%を超えて22・5%とその前の週より5ポイント以上高くなったということです。
 新宿区のPCR検査では、今年4月ごろの最も高い時は、陽性率がおよそ40%まで上がりましたが、その後大型連休が明けた5月上旬には0・7%まで下がっていました。
 一方、都内のほかの地域のPCR検査センターでは、陽性率は新宿地域ほど上がっておらず、検査体制にも余裕はあるとしています。
 角田副会長は、「陽性率が高くなっているということは、夜の街だけではなく市中に感染が広がってきている可能性がある」と指摘しています。また、陽性率が高まる中、今後気を付ける点について、「現時点では過度に自粛をする必要はないと思うが、接待を伴う飲食店やカラオケなど3密の条件がそろう場所では感染の恐れが高くなるので十分に気を付けてほしい」と話しています。
 現在、感染が確認されるのは若い人が多いため、3月から4月に感染者が急増した時期とは異なり病床はひっ迫していないということですが、日本感染症学会の理事長で、東邦大学の舘田一博教授は「感染者は確実に数が増えていて感染経路が追えない人も一定数みられている。感染した若者が元気な状態で歩き回り、お年寄りなどリスクの高い人たちに広がっていくと、再び医療崩壊という事態に直面する恐れもある。同じような状況が続くと非常に危険だ」と述べ、警戒の必要性を強調しました。

 2020年7月3日(金)

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