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■新型コロナウイルスの類似ウイルスを2013年に確認か 武漢の研究所、死者は未公表 [健康ダイジェスト]

 イギリスの日刊紙「サンデー・タイムズ」は5日付で、新型コロナウイルスに非常に似たウイルスを、中国湖北省武漢市の中国科学院武漢ウイルス研究所が2013年に確認していたと報じました。この類似ウイルスが原因とみられる症状で死者が出たものの、後に公表された論文で言及されなかったとしています。
 同紙によると、中国雲南省の銅山の廃坑で2012年、コウモリのふんを片付ける作業をした6人が重い肺炎になり、同省昆明の病院に入院。うち3人が、死亡しました。研究所の検査で、このうち死者1人を含む4人から「SARS(重症急性呼吸器症候群)のウイルスのような未知のコロナウイルス」が確認されました。
 その後、研究所のウイルス専門家、石正麗氏らのチームが廃坑からコウモリのふんのサンプルを採取。2013年にかけての研究で、サンプルの約半分からコロナウイルスが検出されました。研究結果は2016年に科学論文の形で発表されましたが、3人の死者には触れていませんでした。
 石氏は今年2月、研究所が雲南省で過去にコウモリから採取したコロナウイルスと新型コロナウイルスの遺伝子の配列が96・2%同じだと学術誌に発表。サンデー・タイムズ紙は取材などから、このコロナウイルスが銅山の廃坑で確認されたものであることは「ほぼ確実だ」と伝えました。

 2020年7月6日(月)

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