SSブログ

■東京都、新たに243人の新型コロナウイルス感染確認 2日連続で最多を更新 [健康ダイジェスト]

 東京都は10日、都内で新たに10歳未満から80歳代の男女合わせて243人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。9日の224人に続いて初めて2日連続で200人を超え、過去最多を更新しました。
 神奈川県でも、政府の緊急事態宣言解除後で最多となる32人の感染を確認。都と神奈川、千葉、埼玉3県の知事は緊急のテレビ会議を開き、感染防止対策に取り組む店舗の利用や、会食を少人数で行うことなどを呼び掛けていくことで一致しました。
 東京都によると、243人のうち、20歳代は126人、30歳代は60人で、2つの年代を合わせると186人となり、全体のおよそ8割近くを占めています。
 また、243人のうち、142人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、101人は今のところ感染経路がわかっていません。
 そして、接待を伴う飲食店の従業員や客ら「夜の街」に関係する人は、感染経路がわからない人も含めると110人だということです。感染が目立つ新宿エリアでは102人が感染しており、ホストクラブ6店舗の従業員ら47人に対する集団検査分が含まれています。
 このほか、家庭内で17人、会食を通じた感染が12人、職場内で5人の陽性が確認されました。新宿区内で6月30日~7月5日に行われた舞台公演で、観客ら9人の集団感染も判明しました。
 これで都内で感染が確認されたのは、7515人になりました。
 10日、都内で死亡が確認された人は、いませんでした。
 東京都内で新たに243人の感染が確認されたことについて、新型コロナウイルスの治療の中核を担う、国立国際医療研究センターの忽那賢志(くつなさとし)医師は、「都内でも感染が多く確認されている地域では、いつ、どこで感染してもおかしくないような状況になってきていると思う。医療現場でも先週あたりから目に見えて患者の数が増えてきた。今の時点では軽症者が多いが、1週間から2週間たってから重症化する人もいるため、安心はできない状況だ」と指摘しました。
 その上で、今後求められる対策として、「市中での感染が広がってくると、新型コロナウイルス以外の病気やけがで入院する人たちの中にも感染者がいるという状態になってくる。そうした患者を通じて、気付かない間に病院内で感染が広がり、クラスターが発生してしまうことが心配だ。特に東京では入院患者になるべく早めに検査を行うなどして、感染している人に適切な対応がとれる体制を整える必要があるのではないか」と話しています。
 東京都と隣接する県での感染も拡大傾向にあり、10日は神奈川県で32人のほか、埼玉県で31人、千葉県で12人の感染者が確認されました。
 1都3県の知事によるテレビ会議では、「感染しない・させない行動」を呼び掛ける共同メッセージを発表。「夜の街」に限らず、感染防止対策を徹底している店舗の利用を呼び掛けていくことや、感染者との接触を通知するスマートフォン用アプリの登録を推進することなどで合意しました。
 東京都の小池百合子知事は感染者数を押し上げている要因として、PCR検査件数が4月上旬の1日1000件程度から最近は3000件を超えるまで拡充されていることを説明。その上で、「40~50歳代も増加傾向にあり、感染経路が広がりをみせている」と指摘しました。
 埼玉県の大野元裕知事は、「社会経済活動と両立させながら封じ込めるには、行動抑制が唯一の方法だ」と説明。千葉県の森田健作知事も、「症状がある人には、県をまたぐ移動や外出の自粛を呼び掛ける」と述べました。

 2020年7月10日(金)

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。