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■新型コロナウイルス、母親から胎児への感染確認 イタリアの研究者ら [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の10日午後3時の時点で、世界全体で1226万8630人となっています。また、亡くなった人は55万4928人となっています。
 このうち感染者が最も多いのはアメリカで311万8008人で、次いでブラジルが175万5779人、インドが79万3802人、ロシアが70万6240人、ペルーが31万6448人となっています。
 また、亡くなった人が最も多いのもアメリカで13万3291人、次いで、ブラジルが6万9184人、イギリスが4万4687人、イタリアが3万4926人、メキシコが3万3526人となっています。
 イタリアで新たに行われた研究により、新型コロナウイルスが妊婦の胎盤を通じて胎児に感染する可能性があることがわかりました。
 ミラノ大学のクラウディオ・フェニツィア氏らがまとめた報告によると、国内の感染拡大がピークに達していた時期に新型コロナウイルスに感染した妊娠後期の女性31人を調べたところ、生まれた赤ちゃんのうち2人がウイルスへの陽性反応を示したといいます。
 研究チームは、母親と生まれたばかりの赤ちゃん、胎盤、へその緒、母親の膣(ちつ)液、母乳を徹底的に検査。フェニツィア氏によると、「31例中2例で、垂直感染が起きたことを如実に示す結果が出た」。
 研究チームが記した検査の概要によれば、新型コロナウイルスは胎盤と臍帯血(さいたいけつ)、妊婦の膣内や母乳から検出されたといいます。フェニツィア氏は、これまで母親から胎児への新型コロナウイルスの感染については十分な研究例がなかったと指摘しました。
 検査対象となった胎盤には、感染の兆候とされる炎症が見られました。当該の赤ちゃんのうち1人の臍帯血からは、やはり最近新型コロナウイルスに感染したことを示す抗体が確認されました。
 フェニツィア氏によると、妊娠後期の感染だったことが幸いし、新型コロナウイルスが赤ちゃんの発育に影響を及ぼした公算は小さいといいます。

 2020年7月10日(金)

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