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■新型コロナウイルス、飛まつより小さい粒子で空気感染の可能性も WHO [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は7日、新型コロナウイルスについて、空中に浮遊する極小の粒子で空気感染する可能性を示す科学的証拠が蓄積されつつあると認めました。
 密閉空間や換気が不十分な混雑した場所では、空気感染の可能性が排除できないと、WHOで感染予防・対策技術チームを率いるベネデッタ・アッレグランツィ氏は話しました。
 WHOは従来、ウイルスは感染者のせきやくしゃみで飛び散る飛まつで伝播(でんぱ)すると説明していました。これまでに科学者239人が公開書簡で、WHOが空気感染リスクを過小評価していると批判していました。
 これを受けて、WHOの新型コロナウイルスの技術責任者のマリア・バンケルコフ氏は10日、スイスのジュネーブの本部で開いた記者会見で、「混み合っていて、換気が十分にできておらず人々が長時間過ごしている場所で、『エアロゾル』化した微粒子が浮遊する可能性がある」と述べ、飛まつより小さい粒子でも感染する可能性は除外できないという認識を示しました。
 その上で、感染を防ぐためには手洗いや人との間に距離を取ること、距離が取れない時にはマスクをすることなど、これまでWHOが呼び掛けてきた対策を続けることが必要だと述べました。
 また、中国で新型コロナウイルスが広がった経緯について、テドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は、国際的な調査団の先遣隊として、疫学および動物保健の専門家2人が中国に向かっていることを明らかにしました。
 新型コロナウイルスの発生源と感染ルートを巡って、中国は調査を行うこと自体には合意したものの、いつ、どのように行うかについては決まっておらず、今回の訪問で何らかの合意ができるのか注目されています。

 2020年7月12日(日)

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