SSブログ

■世界の新型コロナウイルス感染、累計7000万人超す 16日で1000万人増、過去最短 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、世界の新型コロナウイルスの累計感染者数は12日(日本時間)、7000万人を超えました。11月下旬に6000万人を超えてから、過去最短となる16日間で1000万人増加しました。
 欧米を中心に感染者、死者のいずれも高止まり傾向が続いており、状況は深刻さを増しています。11月前半は感染ペースが落ち着きつつあったものの、11月下旬以降、再び伸び始めました。
 国別では、アメリカが感染者1570万人超、死者も29万人を上回り、いずれも世界最多。感染者はインドが約980万人、ブラジルが約680万人と、アメリカを合わせた3カ国での感染拡大が目立ちます。世界の累計死者数は、160万人に迫っています。
 アメリカでは、新型コロナウイルスによる1日当たりの死者数が、3000人を超えています。2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロを上回る規模の死者が連日、確認されています。入院患者も急増しており、アメリカ政府高官は今後数カ月にわたって極めて高い水準で死者が出る恐れがあるとして、感染拡大抑止への協力を国民に訴えています。
 アメリカの感染状況を分析する「COVIDトラッキング・プロジェクト」によると、10日の新規死者数は3115人となり、2日連続で3000人を上回りました。傾向を測ることができる7日移動平均でみた新規死者数も2354人と、過去最多を更新しました。入院患者の数も拡大しており、9日連続で10万人を上回りました。
 アメリカ疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド所長は10日、「この先60~90日間は9・11や真珠湾攻撃の犠牲者を上回る死者が出る恐れがある」と警告。アメリカ同時テロでは2977人が犠牲となり、日米開戦の切っ掛けとなったハワイ真珠湾攻撃でも2403人が死亡したとされます。大勢の戦死者を出したことで知られる第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦では、初日に2500人のアメリカ兵士が亡くなったとみられています。これらアメリカ国民の記憶に残る惨事を上回る規模の死者が、今後数カ月にわたり、毎日のように確認される可能性が浮上しています。
 新型コロナウイルスを原因とする死者は、特に中西部と南部の地域で増え続け、深刻な状況に陥っています。南部テキサス州では、葬儀所や病院で遺体を安置する場所がなくなり、フォートワースやエルパソなどでは冷蔵トラックで代用しています。

 2020年12月12日(土)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。