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■ドイツでも新型コロナ変異種の感染確認 イギリスから入国の女性 [健康ダイジェスト]

 ドイツは24日、イギリスで猛威を振るっている新型コロナウイルスの変異種がドイツ国内で初めて確認されたと発表しました。イギリスのロンドンから航空機でドイツに入国した女性が、変異種に感染していることが検査で明らかになりました。
 ドイツ南部バーデン・ビュルテンベルク州保健当局は、「これはドイツで初めて確認された(変異種)感染例だ」と発表しました。
 感染が確認された女性は20日、ロンドンのヒースロー空港からフランクフルト空港に到着。到着時に空港で受けた検査で新型コロナウイルス陽性が判明し、親族が運転する車で自宅に移動し、隔離しています。女性は翌21日に軽い症状が出始め、再度受けた検査でも陽性反応が示されました。
 バーデン・ビュルテンベルク州保健当局によると、検査で採取したこの女性の検体サンプルは専門の機関に送られて、より詳細な分析にかけられ、24日にウイルス変異種B.1.1.7が検出されました。
 イギリスで変異種が確認されたことを受け、ドイツは21日にイギリスからの航空機の到着を禁止し、22日に禁止期間を来月6日まで延長していました。
 一方、変異した新型コロナウイルスが見付かった南アフリカの保健当局は、現在起きている第2波の感染は第1波よりも速く広がっているとして、国民に対策の徹底を呼び掛けています。
 南アフリカでの新型コロナウイルスの感染は、今年7月にピークを過ぎた後は落ち着いていましたが、11月下旬から再び感染者数が増えていて、12月23日には1日当たりの感染者数が1万4000人余りとなり、地元メディアはこれまでで最も多いと伝えています。
 保健当局が先週、変異した新型コロナウイルスが見付かったことを明らかにし、現在の第2波の感染の背景にはこの変異したウイルスがあるという見方を示しています。
 ズウェリ・ムキゼ保健相は第2波について「第1波よりも極めて速く感染が広がっている」とした上で、今後数日以内に第1波のピークを超えるという見通しを示しました。
 南半球にある南アフリカでは、クリスマスと新年を前に夏のホリデーシーズンを迎えており、外出や会食の機会が増えています。
 ムキゼ保健相は「ホリデーシーズンでも感染対策の必要性は高く、怠ることはできない」と述べ、国民に対して改めて対策の徹底を呼び掛けました。
 変異した新型コロナウイルスはイギリスなどでも見付かっていますが、世界保健機関(WHO)は、南アフリカで見付かったウイルスはイギリスのものとは異なるという見解を示しています。

 2020年12月25日(金) 

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