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■国内8例目、50歳代女性から新型コロナ変異ウイルス検出 12月13日にイギリスから帰国 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は27日、新型コロナウイルスに感染した東京都在住の50歳代女性1人から、イギリスで流行している変異種が検出されたと発表しました。女性はイギリスからの帰国者で、羽田空港に到着した際の空港検疫の検査では陰性でした。国内で変異種が見付かるのは、8例目。
 厚労省によると、女性は13日に帰国し、公共交通機関を利用せずに宿泊施設に移動。2週間の待機期間中の19日に発熱やのどの痛みを訴えて医療機関を受診し、検査で陽性と判明しました。22日から東京都内の医療機関に入院していて、濃厚接触者はいないといいます。
 国立感染症研究所が女性の検体の遺伝子を解析した結果、27日に変異種と判明しました。
 変異種の流行を受け、厚労省はイギリスからの帰国者らに対する検疫を強化。空港到着時の検査で陰性であっても指定の宿泊施設で待機させ、3日後に再検査する方式を導入しています。
 検疫所の検査で陰性だった人が変異したウイルスに感染しているのが確認されたのは初めてで、厚生労働省は「女性には入国後14日間の待機を要請し健康状態も確認していて水際対策が機能した事例だ」としています。
 国内ではこれまで、イギリスから入国し、空港の検査で陽性と判明した男女5人と、イギリスから帰国した男性パイロットとその家族女性の計7人から変異種のウイルスが見付かっています。
 一方、韓国の保健当局は28日、イギリスから入国した家族3人の検体から新型コロナウイルスの変異種を確認したと発表しました。韓国で変異種が確認されたのは、初めてとなります。
 発表によると、3人はロンドンに在住し、22日に韓国に入国しました。韓国の保健当局は入国時に実施した検査で3人の感染を確認し、隔離管理措置を取りました。採取した検体を分析したところ、イギリスで流行している変異種を検出しました。
 韓国政府はこの変異種ウイルスの国内流入を遮断するために23日から、イギリス・ロンドンのヒースロー空港から出発して仁川(インチョン)国際空港に到着する航空便運航を運休させています。同時に、すべてのイギリス発入国者を対象に、隔離解除前に診断検査を義務付けています。

 2020年12月28日(月)

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