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■アメリカ、新型コロナワクチンの2回目の接種始まる 世界の感染者8567万人、死者185万人 [健康ダイジェスト]

 アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の5日午後3時の時点で、世界全体で8567万2034人となりました。また、感染して亡くなった人は、185万3334人に上っています。
 感染者が最も多いのはアメリカで2081万7140人、インドが1035万6844人、ブラジルが775万3752人、ロシアが322万6758人、イギリスが272万1622人となっています。
 亡くなった人が最も多いのもアメリカで35万3483人、ブラジルが19万6561人、インドが14万9850人、メキシコが12万7757人、イタリアが7万5680人となっています。
 アメリカでは4日、新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種が始まりました。ただ、これまでに接種を受けた人の数はアメリカ政府が当初掲げた目標に達しておらず、どう接種を進めるかが課題になっています。
 先月14日から新型コロナウイルスの接種が始まったアメリカでは、4日、3週間の間隔を開けて接種することを推奨している、製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンの2回目の接種が始まりました。
 このうちニューヨーク市の病院では、アメリカで最も早く接種を受けた医療従事者の1人で看護師のサンドラ・リンゼイさんが、2回目の接種を受けました。
 リンゼイさんは、「私の経験を通じてワクチンが安全であることを知ってほしいです」と話していました。
 一方、アメリカの疾病対策センター(CDC)によりますと、4日の時点で全米に供給されたワクチンは1500万回分余りだったのに対して、接種を受けた人の数は450万人余りで、先月末までに2000万人に接種するという政府の当初の目標には達していません。
 南部フロリダ州の接種場所では4日、接種を希望する人たちの車が数キロにわたって列をつくりましたが、ワクチンの在庫が2時間でなくなり、接種を受けられない人が出る事態となりました。
 このため、ワクチンを多くの人に迅速、かつ確実に接種することが課題となっており、複数の専門家はアメリカ政府が州の保健当局や医療機関に適切な接種計画とともに、資金や要員を支援するべきだと指摘しています。
 こうした中、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は4日、新型コロナの変異ウイルスがニューヨークでも初めて確認されたと発表しました。先月29日には西部・コロラド州でアメリカ国内で初めて感染例が確認されており、さらなる感染拡大が懸念されています。

 2021年1月5日(火)

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