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■新型コロナ、入院患者の症状は半年後まで続く 中国で1733人を追跡調査 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス感染症で入院した患者の4分の3以上に半年後も何かしらの症状があることが、8日に発表された研究論文で明らかになりましたた。専門家らは、新型コロナウイルス感染症の長期的な影響についてさらなる調査が必要であると指摘しています。
 論文はイギリスの医学誌「ランセット」に掲載されたもので、新型コロナウイルス感染症がもたらす長期的な症状を追跡した数少ない研究の1つ。調査は、中国・武漢の金銀潭医院を昨年1月から5月に退院した患者1733人を対象に行われました。患者の平均年齢は、57歳。
 調査員らは昨年6月から9月にかけて患者の元を訪れ、各自の症状と体調について質問し、回答を得ました。また、身体検査と臨床検査も行いました。
 その結果、追跡調査に参加した患者1655人中1265人、率にして76%が、引き続き症状を訴えていることがわかりました。
 63%が倦怠(けんたい)感や筋力の低下を報告し、26%が睡眠障害を訴えました。
 さらに調査では、最も症状が重い時に血中の抗体価を記録していた患者94人に6カ月後、再び検査を実施したところ、中和抗体価が52・5%減少していました。
 論文の著者らは、これが新型コロナウイルス感染症に再感染するリスクを示すと指摘している一方、時間の経過に伴う免疫の変化を明らかにするためには、より大規模なサンプルが必要だとしています。
 世界保健機関(WHO)は、若者や入院の必要がなかった人でも、新型コロナウイルスが重篤な影響を長期的にもたらす恐れがあると警告しています。

 2021年1月10日(日)

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