SSブログ

■新型コロナ、世界の感染者1億145万人 死者219万人 ドイツ委員会、アストラゼネカ製ワクチンを65歳以上には推奨せず [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の29日午後3時の時点で、世界全体で1億145万3597人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で219万1078人となっています。
 感染者が最も多いのはアメリカで2576万2726人、次いで、インドが1072万48人、ブラジルが905万8687人、イギリスが375万4448人、ロシアが375万2548人となっています。
 感染して亡くなった人が最も多いのもアメリカで43万3067人、次いで、ブラジルが22万1547人、メキシコが15万5145人、インドが15万4010人、イギリスが10万3324人となっています。
 ドイツの予防接種常任委員会は28日、イギリスの製薬大手アストラゼネカが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、65歳以上の高齢者に対する使用は推奨できないと勧告しました。イギリスとヨーロッパ連合(EU)はワクチンを巡って対立しており、今回の勧告により新たな火種が加わりました。
 科学分野の専門家で構成される同委員会は、「65歳以上に対するワクチンの有効性を評価するデータが不足している」として、アストラゼネカ製ワクチンの接種対象者は18歳から64歳に限定されるべきだと表明しました。
 アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発したワクチンは、すでにイギリスで高齢者に広く使用されています。EUでの認可はまだ下りていないものの、ヨーロッパ医薬品庁は29日に同ワクチンを承認する見通しです。
 アストラゼネカの広報担当者は、最新の臨床試験(治験)データでは65歳以上の年齢層での有効性が示されていると反論。イギリスのボリス・ジョンソン首相も記者らに対し、イギリス規制当局は同ワクチンについて「非常に優れていて、有効性があり、高い予防効果が得られる」ことを確認していると表明しました。
 アストラゼネカはこれに先立ちEUに対し、ヨーロッパの工場での問題により2021年第1四半期のワクチン供給量が当初約束していた量の4分の1となると通達し、EUとの間であつれきを生んでいました。
 さらに26日には、アストラゼネカのパスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)が、EUよりも3カ月早く契約を交わしていたイギリスへのワクチン供給を優先すると表明したことで、対立が激化しました。
 一方、アメリカのバイオテクノロジー企業ノババックスは28日、自社が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、イギリスで実施した大規模な第3相臨床試験で、89・3%の有効性を示したと発表しました。しかし、南アフリカで最初に確認された変異株「B.1.351」に対する有効性は、はるかに低くなりました。
 同社は、南アフリカ変異株用の新たなワクチンの開発に直ちに着手すると述べました。
 イギリスでの臨床試験には、18~84歳までの1万5000人が参加し、うち27%は65歳以上でした。
 各株に対する有効性は、従来株に対しては95・6%、イギリスで最初に確認された変異株「B.1.1.7」に対しては85・6%でした。
 しかし、南アフリカで実施された臨床試験では、有効性がはるかに低くなりました。
 南アフリカでの臨床試験は、同国で「B.1.351」の感染が急速に拡大していた昨年9月から今年1月中旬にかけて実施され、4400人以上が参加しました。
 全体の有効性は49・4%だったものの、参加者の94%を占めるエイズウイルス(HIV)陰性の人に対する有効性は60%でした。

 2021年1月29日(金)

nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。