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■WHO、アストラゼネカ製ワクチンの緊急使用を承認 韓国とインドで製造 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は15日、イギリスの製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大学が開発した新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用を承認しました。WHOの承認は、アメリカの製薬大手ファイザー製に続き2例目。今回のWHOの承認を受け、途上国での接種が進むことが期待されます。
 ワクチンや治療薬などの承認は、各国の保健当局がそれぞれ判断します。しかし、自前での臨床試験(治験)や審査が困難な途上国などは、WHOの緊急使用許可を参考に判断します。WHOの緊急使用許可を受け、ワクチンを共同購入して分配する国際的枠組み「COVAX(コバックス)」でも、途上国でのワクチン接種を進めることが可能になります。
 コバックスでは、ファイザー製ワクチンは3月までに120万回分にとどまっているのに対し、アストラゼネカ製ワクチンは6月までに3億3600万回分が供給される予定。
 アストラゼネカ製のワクチンは安価な上、2~8度の温度で保管が可能なため、一般の冷蔵庫でも対応できるのが特徴。設備の乏しい途上国を含めたワクチンの普及に期待がかかっています。
 WHOが15日に承認したのは、中身は同じであるものの、アストラゼネカからのライセンス契約に基づき製造される2つのワクチン。韓国のSKバイオとの合弁企業と、インドのセラム・インスティテュート・オブ・インディア(SII)がそれぞれ製造します。
 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は15日、オンライン形式で記者会見し、「これでワクチンの速やかな分配を行うためのすべての準備が整った」と意義を強調しました。

 2021年2月17日(水)

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