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■イギリス、17歳以下を対象にコロナワクチンの臨床試験開始 ハンガリー、EU加盟国では初の中国製ワクチン接種へ [健康ダイジェスト]

 イギリスのオックスフォード大学は、製薬大手アストラゼネカと共同開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、接種の対象に子供も含められるか検証するため、17歳以下を対象にした臨床試験を始めました。
 オックスフォード大学がアストラゼネカと共同で開発したワクチンは、すでにイギリスなどで接種が始まっていますが、臨床試験で安全性や有効性が確かめられていないことから、17歳以下は対象に含まれていません。
 オックスフォード大学は、6歳から17歳を対象にワクチンの接種後、免疫反応が得られるかなどを確かめる臨床試験を開始し、16日に最初の接種が行われました。
 臨床試験の第1段階は、12歳から17歳が対象で、保護者に付き添われた16歳の少女は説明を聞いた上で接種を受け、「不思議な感じですが、接種できる機会をもらえて幸運です」などと話していました。
 臨床試験には300人が参加する予定だということです。
 オックスフォード大学の研究チームは、「子供を接種計画に含める可能性を考える上で、安全性や免疫反応のデータを集めることは重要だ」とコメントしています。
 子供への接種を巡っては、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンでも、12歳から16歳未満を対象にした臨床試験が始まっています。
 一方、ハンガリーでは16日、中国の製薬会社の中国医薬集団(シノファーム)が開発した新型コロナウイルスのワクチンを積んだ飛行機が首都ブダペストの空港に到着しました。
今回、到着したワクチンは55万回分で、ハンガリー政府は合わせて500万回分のワクチンを購入する計画だとしています。
 中国製ワクチンは、ヨーロッパではセルビアで1月から使用されており、ハンガリーで接種が始まれば、ヨーロッパ連合(EU)域内では初めてとなります。
 EUの加盟各国では、昨年12月からアメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンの接種が始まっていますが、ワクチンの供給に遅れが出ていて影響が懸念されています。
 こうした中、ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相は、EUの当局が許可したワクチンだけに依存せず、関係が深い中国やロシアからもワクチンを購入し、国民の接種を進める方針を示していて、1月29日に中国製ワクチンのハンガリーでの使用が承認されました。
 中国のワクチンを巡っては2月9日、中国の習近平国家主席が中東欧17カ国の首脳らと会談し、要請があれば、積極的に供給する姿勢を強調しています。

 2021年2月17日(水)

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