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■新型コロナワクチン先行接種の2人に副反応の疑い 厚生労働省が発表 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は20日、医療従事者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの先行接種で、2人に副反応が疑われる症状が出たと発表しました。ともに19日に発症したものの、すでに回復しているといいます。
 国内での先行接種による副反応の疑いが公表されるのは、初めて。厚労省は今後、症状がワクチンの接種によるものかを専門家の意見も聞き、詳しく調べる方針です。
 アメリカの製薬大手ファイザーのワクチンについて、厚労省は2月17日に医療従事者への先行接種を始めて以降、接種との関連が否定できない副反応が疑われる重篤な症状があれば報告するように、医療機関などに求めています。
 厚労省などによると、症状が出た1人は19日に富山労災病院(富山県魚津市)で接種を受け、皮膚などにじんましんが発症し、2時間ほどで回復しました。もう1人は、接種場所の医療機関は公表されていないものの、19日に接種を受け、寒けや震えを感じる症状が出ました。当初、重いアレルギー症状のアナフィラキシー反応として報告され、後に訂正されました。
 症状が出た人の年代や性別、症状の程度は、現時点で明らかにできないとしています。
 厚労省によりますと、19日午後5時までに、先行接種を受けた医療従事者は、全国で合わせて5039人となっています。

 2021年2月21日(日)

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