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■20歳代女性、ワクチン1回目接種後に感染確認 免疫がつくまで14日間ほど必要 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた医療従事者の1人で、1回目の接種後に感染が確認され、厚生労働省の研究班は「すぐには免疫がつかないので、接種後も感染対策を続けてほしい」と呼び掛けています。
 厚労省の研究班によりますと、今年2月下旬にファイザー製のワクチンの接種を受けた医療従事者の20歳代の女性が、新型コロナウイルスに感染したと、医療機関から報告がありました。
 報告が入ったのは、女性が1回目のワクチン接種を受けた6日後で、接種後に感染した可能性が高いとしています。症状は改善し、すでに退院しているということです。
 厚労省の研究班は、国内でワクチンの接種を受けた医療従事者のうち、約1万9000人について健康状態などを調べていますが、接種後に感染が確認されたのは初めてだということです。
 研究班は、「ワクチンを接種してもすぐに抗体が増えるわけではない。1回目の接種で一定の免疫がつくまでには14日間くらいかかるとみられ、感染対策を続けてほしい」としています。
 3月には、アメリカの疾病対策センター(CDC)が、ワクチンの接種を終えた人でもわずかに感染する可能性があるとした上で、公共の場所でのマスクの着用などが必要だとする見解を示しています。

 2021年4月6日(火)

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