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■血圧上昇を抑える成分5倍、ゲノム編集トマトが実る 苗の配布を開始  [健康ダイジェスト]

 筑波大学発の新興企業「サナテックシード」(東京都港区)は、遺伝子を効率よく改変する「ゲノム編集技術」で作ったトマトの苗を、5月中旬に無償配布します。血圧の上昇を抑える成分「GABA(ギャバ)」の量を通常の5倍に増やしたトマトで、申し込みずみの約5000人に自家栽培してもらいます。
 これとは別に、契約農家で栽培したトマトから作ったピューレを今冬に一般販売する予定で、購入予約を23日に開始しました。
 今回のトマトは、特定の遺伝子を壊して作られました。遺伝子の突然変異を利用する伝統的な品種改良と変わらないため、国の安全性審査は要りません。サナテックシードは食品の安全性などについて、約1年かけて関係省庁と「事前相談」を実施。昨年12月に届け出が受理され、ゲノム編集食品の国の届け出制度で第1号になりました。
 これを受けて、苗を育ててくれる協力者を募集したところ、1週間で約2000人が応募する人気で、予定より約1カ月早く今年2月末に募集を終えました。
 順調に育てば、夏に収穫できる見込みで、サナテックシードは、協力者の懸念などには無料通信アプリ「LINE」で答えていきます。
 取締役を務める最高技術責任者の江面(えづら)浩・筑波大学教授は、「安全性の確認をしっかり行ったことを伝えたい。消費者の不安の声には、しっかりと説明を続けていきたい」と話しています。
 加工食品として一般販売するピューレは、1袋150~200円の予定。契約農家に苗を販売し、収穫したトマトをサナテックシードの関連企業が買い取って加工します。

 2021年4月24日(土)




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