SSブログ

■インドの新たな二重変異ウイルス、東京都で初確認 病院に入院していた80歳代女性 [健康ダイジェスト]

 東京都は26日、1つのウイルス内で2つの変異が重要な部分に起きる新型コロナウイルスの二重変異ウイルスについて、80歳代女性の感染が都内で確認されたと発表しました。この変異ウイルスはインドで急激に感染拡大していますが、都内で確認されたのは初めて。
 二重変異ウイルスは、26日時点で国内で21人の感染が確認され、そのうち20人は空港検疫でコロナ陽性が判明しました。都によると、残りの1人がこの女性だといいます。
 女性は新型コロナウイルスへの感染が確認されて、病院に入院して治療を受けていましたが、4月14日に退院したということです。
 その後、国立感染症研究所の検査で、2つの特徴的な変異を併せ持ったウイルスに感染していることが判明し、4月23日、都に連絡があったということです。
 都は、女性にインドへの渡航歴があるかどうか、これまでのところ確認できていないということです。
 女性には濃厚接触者がいるということで、都は、今後の対応について国と調整を進めています。
 インド型の二重変異ウイルスには、ワクチンや免疫の効果を下げる恐れのある2つの重要な変異が重なっています。いずれも人の細胞に結合する突起部分の変異で、東京大学などの研究によると、2つのうち「L452R」と呼ばれる変異は6割の日本人にとって免疫が働きにくくなる可能性があるといいます。
 一方、東京都では26日、これまでで2番目に多い174人が、感染力が強い「N501Y」の変異がある新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。
 都によりますと、26日に新たに感染が確認されたのは、10歳未満から90歳代までの男女合わせて172人と、年齢がわかっていない2人の合わせて174人です。
 1日に発表される人数としてはこれまでで最も多かった4月22日の257人に次いで2番目に多く、変異ウイルスの感染が拡大しています。
 174人の年代別で最も多いのは20歳代の49人、次いで30歳代が39人、40歳代が28人、50歳代が24人、60歳代が15人、10歳代が7人、80歳代が5人、90歳代が3人、10歳未満と70歳代がそれぞれ1人。
 また、174人のうち、感染経路がほぼ特定されているのは17人で、2つの「高齢者施設」で利用者と職員合わせて7人、2つの「保育園」で職員合わせて3人、「家庭内」が7つの家族で合わせて7人となっています。
 また、都は変異ウイルスによるクラスター(感染者集団)が26日までに都内で7件報告されていることを明らかにしました。
 感染の確認が最も多かったのは、1つの医療機関で31人が確認されたケースでした。このほか、老人ホームで26人、工場で13人、保育園で6人がそれぞれ確認されたケースもありました。

 2021年4月27日(火)




nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。