SSブログ

■ネパール、真菌感染症「ムコール症」で初の死者 インドは新型コロナ感染者の間でムコール症が急増 [健康ダイジェスト]

 ネパールで3日、致死率の高いまれな真菌感染症「ムコール症」による死者が初めて確認されました。隣国インドでは、新型コロナウイルス感染者のうち数千人がムコール症を発症しており、複数の州がエピデミック(感染流行)を宣言する事態となっています。
 ネパールのセチ県病院は、3日に65歳の男性がムコール症で死亡したと発表しました。男性は、新型コロナウイルス検査では陰性でした。
 男性は側頭葉脳炎と診断され、集中治療室(ICU)で治療を受けていました。ネパール保健省の報道官は、同国でムコール症と診断された患者は現在、少なくとも10人に上ることを明らかにしました。
 ムコール症は、極めて進行が早く、脳に広がるのを防ぐために手術で眼球の摘出や鼻、顎の切除が必要になる場合もあり、致死率は50%を超えます。
 インドでは、この数週間で、新型コロナウイルス感染症から回復した人や回復期にある人を中心に、数千人が発症しており、治療に使用されているステロイドの乱用がムコール症増加につながっていると指摘する声もあります。糖尿病患者は特に感染リスクが高く、新型ウイルス感染症から回復してから12~15日後にムコール症を発症するとみられるといいます。
 ネパールでは4月初旬以降、新型コロナウイルスの新規感染者数が急増しており、ピーク時の5月中旬には1日当たり9000人を超えました。新規感染者数は減少傾向にあるものの、医療体制は依然として窮迫しています。同国の新型コロナウイルスによる死者は、7000人を超えています。

 2021年6月6日(日)




nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。