SSブログ

■イスラエル、5~11歳へのワクチン接種開始 首相「安全で効果的」と呼び掛け [健康ダイジェスト]

 世界有数の速さで新型コロナウイルスワクチンの接種を進めたイスラエルで23日、5~11歳の子供を対象にしたファイザー製ワクチン接種が正式に始まりました。市民の間には慎重論もあったものの、政府は子供の間での感染拡大を防ぐためとして、接種を呼び掛けています。
 アメリカでは今月から、5~11歳へのワクチン接種が始まっています。イスラエル政府もアメリカに続き、5~11歳への接種を推奨することを決定していました。
 イスラエルでは1日当たりの新規感染者数が9月には1万人を超えましたが、11月22日時点では新規感染者数が711人、死者は1人と、減少傾向を示しています。12歳以上を対象にした3回目のワクチン接種が進んだことが背景にあり、これまでに人口の4割超に当たる約400万人が3回目の接種を終えています。
 ただ、17歳以下が人口の約3割を占めるなど若年層が多い上、最近の新規感染者数の半数近くを11歳以下の子供が占めていることなどから、政府は対策を強化した。
 ナフタリ・ベネット首相は21日、「子供たちの間での感染の波の瀬戸際にいる」と述べました。
 市民の間では、子供へのワクチン接種に慎重な声も根強く、10月初めまでにバル・イラン大学が5~11歳の子供を持つ親を対象に行った調査では、「子供へのワクチン接種が承認されれば受けさせたい」と答えた人は57%でした。否定的な意見の中では、副反応や、短期間での承認を懸念する声が多かったといい、順調に接種者数が伸びるかどうかは不透明です。
 ベネット首相は21日、5~11歳向けのファイザー製ワクチンは有効成分の量が12歳以上のワクチンに比べて3分の1であることを挙げ、「子供たちの健康を守るために安全で効果的だ」として接種を呼び掛け、中部ヘルツェリヤの診療所で息子のダビド君(9)に受けさせました。
 地元紙ハーレツによると、5~11歳は約100万人で、23日の予約数は21日夜の時点で2万5000人でした。政府は当初23日から開始すると発表しましたが、準備の整った一部施設では22日から始めました。

 2021年11月24日(水)




nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 1

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。